BMWでは現在各シリーズでキドニーグリルの大きさが巨大になっていますが、次期7シリーズにおいてはさらにインパクトのあるキドニーグリルとヘッドライを採用するかもしれません。
BMWはキドニーグリルをどうしたいのか?
BMWのデザイナーはこちらの記事で4シリーズクーペに言及する形で3シリーズセダンと差別化するためにキドニーグリルを大きくしたと述べています。
しかし、実際には各シリーズの新型モデルでは縦長、横長に関わらずこれまでのものよりも大きなキドニーグリルが採用されている事実があります。
確かにBMWのアイデンティティであるキドニーグリルは車のシンボルとして強調される存在ではありますが、その見せ方を間違えると斬新さを表す所か、チープな印象を与えかねないと思われます。
そこがアイデンティティを生かしたデザインの難しさであることは、メルセデスベンツのグリルと比較すると分かりやすいのではないでしょうか?
メルセデスベンツのグリルには大きなスリーポインテッドスターがあればそれでアイデンティティは成立させることが出来ますので。
BMWは他社との差別化のためにキドニーグリルをどうしたいのでしょうか?
次期7シリーズ G70のデザインが方向性を左右する
過去BMWは新しい試みを試す場として7シリーズを選んできました。
BMWのトップグレード(現在は8シリーズやX7があるが)として最新のBMWを取り入れる場として7シリーズが適任だと考えられていたからです。
そして、次期7シリーズ G70のデザインがこちらの記事のように斬新なデザインが取り入れられることになるということは、今後のBMWのデザインがこのデザインをベースにしたものになるということになります。
縦型の大きなキドニーグリル、横長の二段に分かれたヘッドライト(実際には片方がヘッドライトで片方がウインカーやポジションランプだが)が今後のBMWのアイデンティティになるのかもしれません。
これはこれで他社との差別化には大いに効果があると思われますが、BMWとしてのアイデンティティが保たれるのかは不明です。
またはこれが未来のBMWのアイデンティティを表していると考えるのであれば、BMWファンがBMWについて行けるのか?を判断しなければイケませんが。
BMW7シリーズ G70のデザインの可能性
(引用元:Instagramより)
今回公開された予想CGは先程紹介した7シリーズ G70のデザインを一歩勧めたデザイン案になります。
しかし、これはBMWが公開したものではなくあくまでもデザイナーの私案であることをお伝えします。
この斬新なデザインが7シリーズに採用されるのかは不明ですが、BMWはこの斬新なデザインを今後のBMWに取り入れたいと考えていることは間違いない模様だと伝えられています。
次期7シリーズ G70に採用されなくてもBMWの電気自動車ブランドである「i」ブランドのどれかに採用される可能性もありますし、今後発売される他のBMWに採用される可能性もあります。
現在4シリーズクーペ G22やM3 G80/M4 G82に採用されている縦長のキドニーグリルがBMWファンの中で賛否両論が議論されています。
しかし、今後のBMWのデザインが今回の7シリーズ G70に採用されるかもしれないこの斬新なデザインに統一されていくのであれば、賛否両論をするまでものなく受け入れる覚悟をしなければイケないということになります。
新しいBMWのデザインを受け入れるのか?またはBMWファンを辞めるのか?の選択をする時はひょっとしたらそう遠くないのかもしれません。
【引用・参照元】
https://www.bmwblog.com/2020/12/11/bmw-7-series-split-headlights/?fbclid=IwAR15cNtnkGjwJNbumoh7O6dFL1ZZrJzaBgNtaSvnjtuuq4z819S21S-poTY