間もなく正式発表される新型BMW M5セダン G90とM5ツーリング G99の予告写真が公開されました。予想通りアイコニックグローキドニーグリル(光るキドニーグリル)が採用されますが、もう中国向けの装備には懲り懲りです。
新型BMW M5セダン G90とM5ツーリング G99のデザインと特徴
新型BMW M5セダンG90とM5ツーリングG99の全体的なデザインは、先進的でスポーティなイメージを強調しています。
特に光るキドニーグリルは、LEDテクノロジーを駆使しており、夜間でも存在感を放ちます。
中国市場では、この革新的なデザインが高く評価されており、特に都市部での人気が高いです。
LEDデイタイムランニングライトはスリムでシャープなデザインで、車のフロントエンドを引き締めています。
アグレッシブなバンパーとエアインテークは空力性能を向上させるとともに、スポーティな外観を完成させています。
これらのデザイン要素は、新型M5の優れた走行性能を強調し、同時に豪華なイメージも演出しています。
パワートレインはBMWの XM G09からの派生
新型BMW M5セダンG90およびM5ツーリングG99は、4.4リットルV8ターボチャージドエンジンを搭載しています。
このエンジンはBMW XMから派生したもので、640馬力と738Nmの最大トルクを発揮します。
さらに、ハイブリッドシステムが組み込まれており、オンボードバッテリーパックと電動モーターがV8エンジンを補助します。
8速オートマチックトランスミッションがパワーを全輪駆動システムに送り、高速道路でもダイナミックな走行性能を実現します。
このパワートレインの組み合わせにより、新型M5は優れた加速性能とスムーズなパワーデリバリーを提供し、ドライバーに非常に快適な運転体験を約束します。
内装もBMWの XM G09からの派生か?
新型BMW M5セダンG90およびM5ツーリングG99の内装は、高級感とスポーティさを兼ね備えたデザインです。
インテリアでは、上質なレザーとアルカンターラを使用し、シートやドアパネルには専用のMロゴが施されています。
また、ダッシュボードやコンソールにはカーボンファイバーやアルミニウムトリムが配置され、洗練された印象を与えます。
ドライバーアシスタンスシステムとしては、最新の運転支援機能が装備されており、自動緊急ブレーキ、レーンキープアシスト、アダプティブクルーズコントロールなどが標準装備されています。
インフォテインメントシステムは、大型ディスプレイを採用し、タッチスクリーン操作が可能です。
Apple CarPlayおよびAndroid Autoもサポートされ、多彩な接続性と快適な操作性を提供します。
これにより、新型M5は高度なテクノロジーと快適性を兼ね備え、ドライバーにとっての理想的なパートナーとなることでしょう
Mアダプティブサスペンションプロフェッショナル搭載
新型BMW M5セダンG90およびM5ツーリングG99は、卓越した走行性能を誇ります。
精密にチューニングされたサスペンションとブレーキシステムにより、優れたハンドリングと高い安定性を実現しています。
特にMスポーツブレーキシステムは、大径のブレーキディスクと高性能ブレーキキャリパーを備え、優れた制動力を提供します。
ドライビング体験は、ダイナミックでありながらも快適です。
直感的なステアリングフィールと敏感なアクセルレスポンスが、ドライバーに安心感を与えます。
アクティブMディファレンシャルと四輪駆動システムの組み合わせにより、路面の状況に応じた最適なトラクションと加速が可能です。
サスペンションは、Mアダプティブサスペンションプロフェッショナルによってさらに高度化され、コーナリング時のボディロールを最小限に抑え、快適な乗り心地を保ちます。
ドライビングモードによってサスペンションのセッティングを調整でき、あらゆる道路条件に対応します。
これらの要素が結集し、新型M5は極めてスポーティでありながらも日常使用にも適したパフォーマンスセダンとして、驚異的なドライビング体験を提供します。
販売価格は2,000万円以上
新型BMW M5セダンG90およびM5ツーリングG99のグローバル市場での発売スケジュールは、2024年後半から2025年にかけて段階的に展開される予定です。
各地域での市場調査や準備が進められ、販売開始が予定されています。
購入オプションとしては、様々なパッケージやオプションが提供される見込みです。
カスタマイズ性が高く、顧客の好みやニーズに応じて内装や外装のオプションが選択可能です。
また、ドライビングアシストパッケージやプレミアムサウンドシステムなどの高度な装備もオプションとして提供され、さらなる快適性と利便性を提供します。
これらの展開により、新型M5はグローバル市場でのBMWの存在感を強化し、特に高性能セダン市場での競争力を高めることが期待されます。
もうアイコニックグローキドニーグリル(光るキドニーグリル)はいらない
現在の自動車市場は北米と中国が巨大なマーケットになっています。
特にBMWをはじめとする欧州の高級車メーカーは中国への依存度が高い。
よって、車を開発する過程において中国での「ウケ」を狙った装備が多くなります。
BMWの場合はアイコニックグローキドニーグリル(光るキドニーグリル)はその象徴です。
しかし、中国以外の国ではこのアイコニックグローキドニーグリル(光るキドニーグリル)は誰も喜んではいません。
中国市場での販売のために必要と思われる装備を考えるのは自動車メーカーとして当然ですが、中国以外で歓迎されない装備は、中国以外では封印して欲しいと思うのは私だけでしょうか?
Reference:carandbike.com