BMWのモデルをチューニングする自動車メーカーであるアルピナ社のB4グランクーペ G26のテスト車両と思われる車両が目撃されました。
BMWアルピナ社からは当面2ドア車は登場しない
今回発見されたのはBMW M440iグランクーペ G26がベースになるB4グランクーペ G26ですが、本来であれば先に販売が開始されているM440iクーペ G22がベースになるB4クーペ G22が発売されていなければなりません。
しかし現在のBMWアルピナ社の現状としては売れ筋であるSUV系の販売、生産を優先することが決まっており、2ドアクーペまで手が回らないというのが実情。
BMWアルピナ社は世界で最も小さい自動車メーカーと言われており、年間生産台数はたったの1700台前後だと言われています。
この年間1700台という台数は意図して生産台数を抑制している数字のため闇雲に生産台数を増やす予定はありません。
よってSUV系を増産するのであれば、何かを減産する必要があり、その対象が販売台数がさほど多くない2ドア車になっているということ。
しかし4シリーズの中で唯一4ドア車であり、かつ4シリーズの中で最多販売台数になるグランクーペだけは今後も生産を続けることになっています。
なので4シリーズがベースになるBMWアルピナモデルは今後もB4グランクーペ以外は販売される予定がないということです。
これが本当にB4グランクーペ G22なのか?
今回スクープされた車両は本当にBMWアルピナのB4グランクーペ G26なのでしょうか?
BMWアルピナ車は基本的に外見部分はベースになるBMWとほとんど変わらないことで有名ですが、唯一BMWアルピナを主張する部分がフロントならバンパー下にあるフロントリップスポイラーです。
そこには本来であればアルピナの文字が主張されたものが取り付けれれているハズですが、今回スクープされた車両にはアルピナの文字が見当たりません。
正確には本来アルピナの文字が入るフロントリップスポイラー自体が未装着の状態で目撃されています。
しかしリア部分を観察してみるとマフラーエンド部分が台形の2本出しではなくオーバル形状の4本出しに変更されていることが分かります。
このマフラーエンドはBMWアルピナ社が好んで採用しているアクラポビッチ製のマフラーであると思われることから、この車両がBMWアルピナ B4グランクーペ G22であると推測出来ます。
現にマフラーの形状に合わせる形でリアバンパーの下部のみ偽装が施されていることから考えてもこの車両のマフラーは4本出しが前提にされていることが分かります。
BMWアルピナ B4グランクーペ G26のスペック
BMWアルピナ B4グランクーペ G26のスペックに関しては先に販売が開始されているB3セダン G20と同等になっていると思われす。
よってエンジンはBMW M社が開発したS58エンジンが搭載され460馬力を発生させるものとなります。
同じエンジンが搭載されているM3 G80/M4 G82よりは馬力が抑えられているのはBMWとBMWアルピナとの紳士協定によるものであり、その分トルクフルなチューニングがされているのがBMWアルピナの特徴です。
他にも外見的な部分では小さな加飾の部分でベースのM440iグランクーペ G26との差別化が図られることになると思いますので、市販版が公開されるのが楽しみな1台です。
BMWアルピナ B4グランクーペ G26は2021年9月に公開され、販売は2022年になると思われます。
【引用・参照元】
https://response.jp/article/2021/08/29/348988.html