既に販売が開始されているBMW X5M及びX6Mに何故か今、ファーストエディションが設定されています。
ファーストエディションとは?
最近のBMWのパターンからすると新型モデルが発売された当初は製造工程の問題なのか、ファーストエディションと言われる初期生産限定のモデルのみが販売されることが多いです。
新車販売開始当初は受注が集中するために効率的に生産を行うためには出来るだけ同じ装備の車を作りたいとメーカーは考えています。
そこで装備を充実させたモデルをファーストエディションとして限定販売することで、新車販売開始当初の生産を同じ装備の車に集約しています。
この集約されたモデルがファーストエディションと呼ばれる販売開始当初にのみ設定される限定車になります。
しかし、今回X5M及びX6Mに設定されたファーストエディションは新車販売が開始されたモデルに設定されるという非常に珍しい現象が起こっています。
BMW X5M及びX6Mファーストエディションの主な仕様
・専用BMW Individual フローズン・ペイント(フローズン・ダーク・シルバー・メタリック、フローズン・マリナ・ベイ・ブルー・メタリック)
・専用BMW Individual フル・レザー・メリノ・シート:シルバーストーン/ナイト・ブルー(専用サキール・オレンジ・ステッチ付)
・”First Edition” レタリング付きカーボン・ファイバー・トリム
・専用21インチ/22インチ 818M ライト・アロイ・ホイール(ブラック塗装)
・Mコンペティション・パッケージ
・Mカーボン・エンジン・カバー
・Mカーボン・ミラー・キャップ
・Mカーボン・リヤ・スポイラー(X6 Mのみ)
・BMW Individual ルーフレール・ハイグロス・ブラック(X5 Mのみ)
これらのようにフローズン系のボディカラーが設定され、カーボン製のエンジンカバー、ミラーキャップ、リアスポイラーなどが装備される特別仕様車となっています。
販売台数はX5M及びX6Mの合計で10台となり、BMW公式オンラインストアにて販売されます。
X5 M First Edition(BMW Individualフローズン・マリナ・ベイ):2台
X5 M First Edition(BMW Individualフローズン・ダーク・シルバー):3台
X6 M First Edition(BMW Individualフローズン・マリナ・ベイ):2台
X6 M First Edition(BMW Individualフローズン・ダーク・シルバー):3台
フローズン系ボディカラーは「買い」なのか?
今回発売されるX5M及びX6Mのファーストエディションモデルの特徴の1つがフローズン系ボディカラーです。
このフローズン系ボディカラーというのは俗に言う「ツヤ消し」のボディカラーで、BMWではフローズンという名称で販売しています。
通常カタログに設定されているフローズン系ボディカラーを選択する場合は数十万円のオプション料金が発生しますので簡単には購入できないボディカラーになります。
また、フローズン系ボディカラーは購入後のメンテンスが非常に特殊で、スリ傷などが発生した場合には修理が非常に難しくなることが多いです。
さらに最近では車を購入時に行う人が多いボディーコーティングも一般的には施工が難しくフローズン系ボディカラーの施工実績がある専門店でしか施工が出来ない模様。
街中で見かけるフローズン系ボディカラーは非常にインパクトがあって他車との差別化にはもってこいなボディカラーですが、その分の各種コストもお高くなるので注意が必要です。
【引用&参照元】
https://www.bmw.co.jp/ja/newcar/2020/x5m-x6m-firstedition.html