間もなく発売される予定のBMW 4シリーズ G22 LCIモデルですが、まだ車両が販売されていないにも関わらずヘッドライトだけが販売されました。現在は出品が取り消されているようですが、なぜこの様なことが起こるのでしょうか?
BMW 4シリーズ G22 LCIモデル
現在BMWでは2024年の発売に向けてBMW 4シリーズ クーペ G22/カブリオレ G23/グランクーペ G26のLCIモデルの開発が行われています。
スクープ写真の偽装の状態から外見ではフロントヘッドライト、バンパー、リアのテールランプ、バンパーのデザインが変更される可能性が高いです。
フロントヘッドライトに関しては、前期型よりも小型、薄型、デイライトのデザインが変更されるなど最近発売されたBMW 5シリーズ G60のデザインに近いヘッドライトに変更される可能性が高いようです。
また、オプション設定などにあったレーザーライトはLCIモデルから廃止される可能性が高いとも言われています。
BMW 4シリーズ G22やグランクーペ G26でもレーザーライトは420系ではオプション、M440系では標準装備でしたが私も元BMW M440i グランクーペ G26のオーナーでしたが、レーザーライトの作動を確認したことがありません。
要するに、少なくても日本では不要な装備であったと思われますので、コストを下げるためにレーザーライトは廃止されるのかもしれません。
2024年発売予定のBMW 4シリーズ G22 LCIモデルのヘッドライトが既に販売中?
某ドイツのサイトで2024年発売予定のBMW 4シリーズ G22 LCIモデルのヘッドライトが販売されていました。
現在は販売が中止されているようですが、写真はまだ掲載されています。
こちらが先程のサイトに掲載されていた2024年発売予定のBMW 4シリーズ G22 LCIモデルのヘッドライトと言われるものになります。
こちらの写真がスクープされたBMW 4シリーズ G22 LCIモデルのテスト車輌のヘッドライト部分を拡大した写真です。
恐らくヘッドライトのLED部分の形状、デイライトの形状などを比較すると、この開発中のBMW 4シリーズ G22 LCIのヘッドライトにかなり近いデザインであることが分かります。
よって、今回ドイツのサイトに出品された発売前のBMW 4シリーズ G22 LCIモデルのヘッドライトは本物である可能性が高いと思われます。
BMW 4シリーズ G22 LCIモデルのヘッドライトがなぜ先に販売されたのか?
こちらの写真が先程のドイツのサイトに掲載された写真の1枚ですが、写真のようにステッカーを見る限りBMWの純正品に見えます。
しかし、よく見るとこのステッカーには「BMW」という文字もBMWのロゴマークも記載がないことが分かります。
そして、ステッカーの中に「LED前照灯」という漢字が使われていることから考えると、恐らくは中国で作られた偽物の可能性が高いです。
ステッカーには MADE IN SLOVAKIA(スロバキア)の文字がありますが、スロバキアで作られているヘッドライトに漢字が使用されているのには違和感を感じます。
よって、今回ドイツのサイトに出品された発売前のBMW 4シリーズ G22 LCIモデルのヘッドライトは、少なくてもBMWの純正品ではない可能性が高いと思われます。
iPhoneなどの新型の発売が近づくと、なぜか中国からスクープ写真が発信されるのが近年当たり前になっています。
今回も恐らくBMW 4シリーズ G22 LCIモデルのヘッドライトの一部の部品が中国で製造されており、そこからヘッドライト全体の設計図が盗まれた結果偽物?(BMW純正ではない)発売前のBMW 4シリーズ G22 LCIモデルのヘッドライトが作られたのでは?と創造できます。
ちなみに、販売価格は3,000ユーロ(約47万円)という価格ですから、BMW純正のヘッドライトとほど同等の価格で販売されていたことになります。
偽物で47万円はかなり割高だと思いますが、一体原価はいくらで作られたヘッドライトなのでしょうか?