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低走行の2023年式BMW X4 G02の2回目1年点検で判明した意外な事実

低走行の2023年式BMW X4 G02の2回目1年点検で判明した意外な事実 BMW
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先日1回目の1年点検を受けたばかりだと思っていましたが、早いもので私のX4も2回目の1年点検を受けました。

よって、次の点検は1回目の車検になります。

私は珍しくこのX4 G02が気に入っているので、今回は5年乗るつもりですから、来年の車検は受けるつもりです。

なので、今回の1年点検で不具合があると困るのですが、2回目の1年点検の結果を見てみたいと思います。

1年点検は必ず受ける必要があるのか?

「1年点検は法律で義務なのか?」

自動車の点検には、大きく分けて「法定点検」と「車検」があります。

車検は必ず受けなければならない制度である一方、1年ごとに行う「法定12か月点検」(1年点検)は道路運送車両法で義務付けられているものの、実際には未実施でも罰則はありません。

つまり、法律上は受ける義務はあるものの、車検のように受けなかった場合に直ちに処罰されることはない仕組みになっています。

受けなくても大丈夫?

では受けなくても良いのかと言えば、必ずしもそうではありません。

12か月点検は、ブレーキやステアリング、エンジン周辺など安全に直結する部分を点検し、故障や事故を未然に防ぐ目的があります。

点検を怠って重大な事故につながった場合には、整備不良として使用者の責任を問われる可能性があります。

また、メーカー保証やリース契約の条件として定期点検が必須となっているケースもあります。

結論:1年点検は受けるべきか

結論として、1年点検は法律で義務付けられているものの未実施による罰則はありません。

ただし、安全性や長期的な維持費を考えると、受けておくことが望ましい点検といえます。

特に長く車を安心して乗り続けたい方や、日常的に走行距離が多い方にとっては定期的な点検が大きな安心につながります。

BMWの場合は、1年点検を受けるべき理由がある

BMWでは新車購入時に「BMW Service Inclusive(BSI)」と呼ばれるメンテナンス・プログラム

BMWの1年点検は「BSI」に含まれる

BMWでは新車購入時に「BMW Service Inclusive(BSI)」と呼ばれるメンテナンス・プログラムが付帯しています。

これは3年間または一定の走行距離までの間、法定12か月点検を含む主要な点検や消耗品交換を無償で受けられるサービスです。

つまり、一般的には費用がかかる1年ごとの法定点検が、BMWオーナーであれば3年間は無料で受けられる仕組みになっています。

カバーされる内容

3年BSI+法定点検では、ブレーキやステアリング、ライト、排気ガス関連装置など、安全に直結する部分の点検が対象です。

さらにエンジンオイルやオイルフィルター、ブレーキフルードなどの交換も含まれており、通常であれば数万円単位の出費になる内容を正規ディーラーで無償で受けられる点が大きな魅力です。

また、BMW専用テスターによる診断も行われるため、早期の不具合発見にもつながります。

区分 項目 内容・点検/交換の概要 目安タイミング
法定12か月点検
(無償)
ブレーキ装置 ブレーキの効き・液量、ホース・配管、駐車ブレーキ作動状態を点検。 12か月ごと
ステアリング装置 操舵時のガタ・異音、連結部・パワステ系統の状態を点検。 12か月ごと
走行装置 サスペンション、ドライブシャフト、タイヤ摩耗や空気圧などを点検。 12か月ごと
原動機(エンジン) 排気ガス濃度、ベルト・配管の損傷/緩み、冷却水漏れ等を点検。 12か月ごと
電気装置・灯火類 ヘッドライト/ウインカー/ホーン等の作動、バッテリー状態を点検。 12か月ごと
下回り・車体 オイル漏れ、損傷・腐食、取り付け部の緩みなどを点検。 12か月ごと
BSI(3年)
無償交換・補充の代表例
エンジンオイル BMW指定オイルへ交換。フィーリング維持と機関保護。 CBS表示または1年/走行距離目安
オイルフィルター オイル交換時に同時交換。エンジン内部の汚れを捕集。 オイル交換毎
ブレーキフルード 吸湿劣化対策として定期交換。 24か月ごと
マイクロフィルター(A/C) キャビン用フィルターを交換し、空調性能と快適性を維持。 CBS表示または1~2年目安
車両診断・リセット 専用テスターでエラー確認、サービスインターバルの管理/リセット。 点検・交換時

※内容は年式・モデル・契約内容(地域/販売店)で異なる場合があります。ブレーキパッド/ディスク、タイヤ、ワイパー等の消耗品は原則BSI対象外のことがあります。詳細は購入店のBSI適用範囲をご確認ください。

結論:無料だから受けないと損

法律上、1年点検は義務付けられているものの、未実施による罰則はありません。

しかしBMWの場合、3年間はBSIにより無料で法定点検を受けることができます。

安全性を確保できるうえ、将来的な修理費の抑制にもつながるため、受けないのは非常にもったいない選択です。

X4 G02の2回目の1年点検の結果を確認

BMW X4 G02 2回目の1年点検 結果

2年で11,200km、しかもほぼお買い物車状態

3年BSI+法定点検で行われる点検や交換の記録は割愛して、消耗品の現在の状況について確認します。

No. 部品名 測定値・サイズ 備考
1 Fパッド摩耗限度値 L 12.0 mm・R 12.0 mm
2 Rパッド摩耗限度値 L 12.0 mm・R 12.0 mm
3 タイヤ空気圧 F 2.3 bar・R 2.3 bar
4 Fタイヤ残溝深さ L 4.3 mm・R 4.3 mm
5 Rタイヤ残溝深さ L 5.3 mm・R 5.3 mm
6 タイヤ銘柄 BS ALENZA 001
7 Fタイヤサイズ 245/45R20 103W
8 Rタイヤサイズ 275/40R20 106W
9 バッテリー電圧 12.3V
10 バッテリースタート容量 73% 刻印: 23/11

ブレーキパッド

ブレーキパッドの摩耗具合ですが、ほぼ新品の状態を維持していることになります。

たまに仕事で高速道路を走って遠くまで行くこともありますが、基本的には自宅の近所を走る車状態ですから、ブレーキを酷使する場面はほぼ無いのが要因です。

空気圧

基本的には2.5barぐらいが標準的な空気圧だと思いますので、少し低かったみたいです。

今回の点検で空気圧の調整もバッチリ行ってくれましたので安心です。

タイヤ

4&5のタイヤの溝の深さですが、フロントの方が減りが多い。

X4は基本的に後輪駆動で必要に応じてフロントが駆動するというイメージだったのですが。

なぜかフロントタイヤの方がタイヤの減りが多いのは不思議です。

どちらにしても、来年の車検では3mmぐらいまで溝が減りそうなので、タイヤの交換も考えておかないとイケないのかもしれません。

バッテリー

バッテリーの容量が73%なのは少し不安。次回の車検の時はタイヤ同様に交換が必要になるかもしれません。

走行距離が少ない車両では、充電される量も少ないと思うので劣化が早いと思われます。

やはり車は走らないと意味がないってことですね。

走行距離が少ない=状態が良いというわけではない

私はこれまで車で毎日通勤していたので、年間約1.2万キロ、3年で3万キロ~4万キロ走っていました。

新車で3年で4万キロ近く走るとリセールバリューが心配になるので、車検を受けずに3年毎に車を買い替えていました。

しかし現在は車通勤ではなくなったため、車の走行距離はこれまでの半分以下になりました。

当然車の走行距離が少なくなったので、消耗品の状態も良好になると思っていましたが、全てが良好ではないことが今秋の点検でわかりました。

X4は2年で約1.1万キロですから1年で5.000キロ程度しか走っていません。

この状態は車からすると少し物足りない距離なのでしょう。

もう少し遠くまでドライブに行くようにしないと、X4の機嫌がさらに悪くなりそうです笑

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ただしライバルが出現したので、ひょっとすると今以上にX4の走行距離が減る予感しかしませんが・・・。

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