ボディには偽装がされたままですが、ついにBMWからM440i xDriveの詳細が公開されましたが、一番のトピックはマイルドハイブリッド48Vの搭載ですね。
マイルドハイブリッドとは?
まだBMWファンにはあまり馴染みが少ないマイルドハイブリッド。
既にメルセデス・ベンツやアウディではマイルドハイブリッドモデルの設定が始まっています。
このマイルドハイブリッドとは何でしょうか?
マイルドハイブリッドと普通のハイブリッドの違いを比較するのが一番わかり易いと思います。
違いは電動で走ることに積極的か?の違いです。
ハイブリッド車はプリウスの例のように積極的に電動モーターで走ることで燃費を向上させることを狙っていますが、マイルドハイブリッドの場合はあくまでも補助としてエンジン駆動をアシストします。
車の発進時などにモーターではアシストに留めますが、時にはエンジンのブースト機構としての働きを求めることも可能です。
なので、マイルドハイブリッドではまだまだエンジンが主役ということです。
BMW M440iクーペ xDrive G22とは?
今回公開されたM440iクーペ xDriveの詳細は主に性能面になります。
なのでみなさんが気になる大きなキドニーグリルのデザインはまだお預けです。
主なM440iクーペ xDrive G22のスペック、機能は以下の通り。
- エンジンは3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジン
- 馬力は374hp(欧州仕様)
- Mスポーツブレーキ(フロント4 ピストン式固定キャリパー、リアシングルピストン式フローティングキャリパー)
- 18インチMアルミホイール
- 48Vのマイルドハイブリッド(48Vスタータージェネレーターは、11hpの追加パワーを発生)
- 8速AT「ステップトロニック」
- xDrive」
- M スポーツ・ディファレンシャル(リアディファレンシャルに一体化された電子制御式無段階可変ロッキング機能付き)
- DSC (ダイナミック・スタビリティ・コントロール)(コーナリング中のカーブ内側と外側のホイール間の回転数差の制限を精密に制御する)
インテリアに関しては3シリーズセダン G20とほど同様か?
特に外装やボディ補強に関しては3シリーズセダン G20と一線を画する仕様に変化していますが、内装に関しては基本的に3シリーズセダン G20と同様の仕様になる模様。
写真ではダッシュボードを中心に偽装が施されているので詳細は不明ですが、ステアリングが最新世代のマルチファンクションステアリングであることや、スピードメーターが最新のiDrive7.0仕様であることから想像ができます。
ここ最近のBMWのトレンドは外装に関してはシリーズごとの差別化や押し出しの強さを強調する傾向が強いですが、インテリアに関しては可能な範囲で各シリーズで共通化する傾向が強いです。
BMWは今後はより中国市場での販売を強化したいと考えていることから、中国市場でのトレンド(押し出しの強さ、豪華さ)を車に取り入れることが多くなると言われています。
インテリアに関してはF系までのBMWはどちらというと質素、シンプルなインテリアが基準でしたが、最新のモデルは光り物の装飾が多くなっていることを考えると、現在のインテリアは中国市場で一定の評価が得られていると考えていると思われます。
インテリアや外装など今後どんどんBMWから公式の情報が公開されていくと思いますので、一つづつ楽しみに見ていきたいと思います。
【引用・参照元】
【写真多数あり】
https://www.bmwblog.com/2020/04/28/test-drive-2021-bmw-4-series-prototype-the-scalpel/?fbclid=IwAR2Ltu2m7Xv3aqUIIDfFccQ6CQStwEZXWZoabTupU9CdOvb8BemdXoydC98