車のナンバープレートの位置を変更するカスタマイズは昔からの定番ですが、年々法律の規制が厳しくなっているので注意が必要です。
ナンバープレートのカスタマイズ
ナンバープレートの位置を変更したり、ナンバープレートにカバーやフレームを取り付けるカスタマイズは大昔から定番のカスタマイズの1つです。
私も先日アバルトのナンバープレートの位置を上方へ数センチ移動させるカスタマイズを行いました。
以前にもアバルト500に乗っていた際には欧州車にあるあるなユーロナンバープレートを取付けていた時期もありました。
ちなみに、本物のユーロナンバープレートを取り付けるとナンバープレート自体に反射塗料が使用されているので車検には通りませんから、ディーラーでも取り外さないと入庫拒否されることがありますのでご注意ください。
ナンバープレートの取り付け位置変更は違法なのか?
アルファロメオなどは最初からナンバープレートの位置がセンターからずれた場所に取付けられていますが、国産車の多くは車の中央にナンバープレートが取付けられていることがほとんど。
これを写真の用に左右にずらして取り付けることは違法になるのでしょうか?
国交省のホームページによるとナンバープレートを
- 折り曲げる
- カバーをする
- フレームを取り付ける
- 回転させる
などの行為は明確に禁止していますが、ナンバープレートの取り付け位置自体を変更することへの記述はありません。
なので先程のマツダ・ロードスターの写真のようにナンバープレートの位置を左右に変更すること自体は違法ではない、ということになります。
ナンバープレートの取り付け位置ではなく取付け角度が違法になる
先程の国交省のホームページの続きをみると、ナンバープレートの位置ではなく取付け角度に関する記述が細かく記載されています。
ざっくり説明すると、正面からナンバープレートを見た場合に確実にナンバープレートが視認できるように取り付けることが義務付けれています。
角度は上下、左右に設定されていますので、この角度の範囲であればナンバープレートをバンパーのどの位置に取付けても違法にはなりません。
しかし、昔から販売されているこのようなナンバープレートの角度を調整できるステーなどを取り付ける場合は注意が必要です。
角度調整式のステーは法令で決められている範囲であれば合法ですが、角度が調整できないステーを知らずに取付けていると違法になります。
確かにナンバープレートを下向きに取り付けることで見た目がかっこよくなる車もありますが、今後は法律が厳しくなるので注意が必要です。
【引用・参照元】