コンパクトハッチバックの中で唯一のFRモデルであるBMW1シリーズが次期型ではFFメインになることが判明。トップモデルであるM130iにはxDriveが用意され、BMWの四駆化も合わせて進んでいく予定。
なぜ、コンパクトハッチバックは基本FFなのか?
メルセデスAクラス、アウディA3などのコンパクトハッチバックはすべてFF、またはFF+四駆のバリエーションになっています。
その中で唯一FRを維持してきたBMWもついに時期G40型1シリーズではFFへ移行することになりました。
コンパクトハッチバックの弱点はボディが小さいことによる室内空間の狭さになりますが、これを解決するためににはドライブシャフト等が不要になるFFが効率的。
この法則は古くはクラッシック・ミニがFFであったように、小型車の定番の手法になっています。
部品点数が少なくなることでコストダウンができることもコンパクトハッチバックには必須の条件。
自動車メーカーとして考えると、安くて儲かる車を作るにはFFにするのが一番効率的という訳です。
その代り、「走り」に関しては目をつぶることを考えると顧客ファーストではない、とも言えます。
BMWは唯一顧客ファーストなコンパクトハッチバックを作ってきましたが、それも現行の1シリーズが最後になるようです。
顧客ファーストなコンパクトハッチバックの答えがxDrive
BMWがコンパクトハッチバックをFFにすることで失望するBMWファンも多いと思います。
しかし、「走り」にこだわるBMWは顧客ファーストも忘れていません。
その証拠にBMWは1シリーズのトップモデルになるM130iにxDriveを用意しています。
排気量2000ccの直列4気筒エンジン+ターボを装着することで300馬力程度まで出力を向上。
その300馬力を小型軽量なモデルで的確に路面にパワーを伝える手段としてFFではなくxDriveを選択しました。
これによって、FRと同じとは言えないまでも「走り」を求めるBMWファンにも納得してもらえる選択肢を残してくれたことは顧客ファーストを維持してくれています。
FR、高出力なコンパクトハッチバックが欲しいならM140iの購入を
これにより近い将来現行の1シリーズに設定されているM140iはなくなってしまいます。
小さなボディ、FR、3000ccターボエンジンという類まれなパッケージの車が消えてなくなります。
もし、あなたが小さなボディ、FR、3000ccターボエンジンという類まれなパッケージの車を購入検討しているのであれば、モデルチェンジまでに購入することをオススメします。
できれば新車で購入して長く楽しんでもらえることが理想ですが、価格的にはかなり高額です。
その場合は、残価設定型ローンもありますので一度購入を検討されてはどうでしょうか?
xDriveも魅力ではありますが、「走り」を求めるなら男のFRが基本だと私のような世代は思ってしまうので、私もモデル末期に近づきつつあるBMW M4 コンペティションの購入を決めましたので。
【引用。・参照元】
http://www.bmwblog.com/2018/03/14/bmw-m130i-coule-be-top-of-the-line-1-series/