新型BMW iX4(NA7)の最新プロトタイプが、ニュルブルクリンクで走行テストを行う姿を捉えられました。今回の車両は従来より偽装が薄く、兄弟車となるBMW iX3(NA5)との違いを具体的に確認できます。私が写真から整理した相違点は、フロントガラス、ルーフライン、リアウインドウ、テール形状、キャビン後方、スポイラーの6項目です。この記事では、共通する部分と異なる部分を分けながら、iX4がどのようにクーペSUVとして作り分けられているのかを解説します。
- ✅新型BMW iX4 NA7はiX3 NA5と外観6項目が異なる
- ✅両車の差はAピラー後方のルーフとリアに集中
- ✅基本技術は共通、iX4はSAC形状を採用
偽装が薄くなった新型BMW iX4 NA7をニュルブルクリンクで撮影
BMW iX4 NA7は、次世代EV「Neue Klasse」を採用する電動クーペSUVとして開発が進められています。今回確認されたテスト車は、ボディ全体を覆うカモフラージュ自体は残っているものの、パネルに密着した薄い偽装へ変わりました。
そのため、従来のスパイ写真では判断しにくかったルーフの傾斜、リアフェンダーの張り出し、テール部分の長さなどが見えやすくなっています。正式発表は2026年秋、生産開始は同年11月が見込まれており、量産に向けて外形を確認できる段階に入っています。
BMW iX4 NA7とiX3 NA5で共通する部分
iX4 NA7とiX3 NA5は、まったく別のデザインを持つモデルではありません。Aピラーより前方のボディパネルはほぼ共通しており、薄型ヘッドライトや縦方向を意識したキドニーグリルなど、Neue Klasse世代のフロントデザインを共有します。
電気モーター、第6世代バッテリー、800V電気システムなどの基本技術も共通化される予定です。つまり、両車の違いはパワートレインよりも、Aピラーから後方のボディ形状に集中しています。iX3が室内空間と積載性を重視するSUVであるのに対し、iX4は外観と空力を重視したSACとして作り分けられています。
違い|傾斜したフロントガラスと低く下がるルーフライン
違い1|iX3 NA5よりわずかに傾斜したフロントガラス
最初の違いはフロントガラスの角度です。iX4 NA7はiX3 NA5よりもフロントガラスが強く傾斜しており、ボンネットからルーフへ続くラインが低く滑らかに見えます。
フロントマスクが共通でも、ガラスの角度によって横から見たシルエットは大きく異なります。iX3の直立感を抑え、ボディ全体を前後に長く見せる要素になっています。
違い2|Bピラー後方から下降するクーペルーフ
2つ目は、iX4を特徴づけるルーフラインです。iX3 NA5のルーフは後席上部から荷室まで高さを保ちますが、iX4 NA7はBピラーの後方から明確に下降します。
車体後端だけでなく、キャビン中央付近から曲線を描いて下がるため、BMWのX4やX6に共通するクーペSUVの比率が作られています。iX3と同じフロントを使いながら、ルーフの処理によって別のモデルとして認識できる構成です。
違い3・4|リアウインドウと短いテール形状
違い3|大きく寝かされたリアウインドウ
3つ目の違いはリアウインドウです。iX3 NA5は荷室容量を確保するため、リアウインドウを比較的立てたSUVらしい形状ですが、iX4 NA7ではルーフから続くように大きく傾斜しています。
ルーフとリアウインドウを連続させ、後方へ流れるクーペらしい輪郭を形成しています。一方で、ガラス部分の上下方向はiX3より狭くなるため、後方のキャビンや荷室よりもスタイルを優先した設計であることが分かります。
違い4|短いリアオーバーハングとテールセクション
4つ目は、リアオーバーハングとテール部分の短さです。iX4 NA7はリアウインドウの後方を長く伸ばさず、ボディ後端を短く切り落としたような形状を採用しています。
iX3 NA5のように荷室を四角く確保するのではなく、傾斜したリアウインドウの先に短いデッキを組み合わせています。この形状によって後方が軽く見え、クーペSUVらしいまとまりが生まれます。
違い5・6|絞り込まれたキャビンとスポイラーの位置
違い5|リアフェンダーを強調するキャビン形状
5つ目は、後方へ向かって絞り込まれるキャビンです。iX4 NA7はルーフだけでなく、サイドウインドウを含む上屋全体がリアへ向かって細く見える形状になっています。
上屋を絞ることで、ボディ下側にあるリアフェンダーの張り出しが相対的に強調されます。iX3 NA5がキャビン幅を保った実用的なSUVの形状であるのに対し、iX4は後輪付近のボリュームを目立たせ、ワイドで安定感のある外観を作っています。
違い6|リアゲート後端に配置されたスポイラー
6つ目はスポイラーの位置です。iX3 NA5ではルーフ後端にスポイラーを備えますが、今回のiX4 NA7では、短く切り落とされたリアゲートの後端に小型のリップ状スポイラーが確認できます。
傾斜したリアウインドウの上端ではなく、テール部分で空気の流れを整える構成です。リアゲートの形状とスポイラーを一体化させることで、クーペらしい短いデッキを視覚的にも強調しています。
まとめ|6つの違いから分かるBMW iX4 NA7の立ち位置
偽装が薄くなったことで、iX4 NA7とiX3 NA5の違いはAピラーより後方に集中していることが明確になりました。フロントガラスの傾斜、下降するルーフ、寝かされたリアウインドウ、短いテール、絞られたキャビン、リアゲート後端のスポイラーが、今回確認できた6項目です。
基本技術を共有しながら、iX3は空間効率、iX4はSACらしいシルエットと空力を重視しています。私が確認する限り、iX4はiX3のルーフだけを低くした派生車ではなく、Aピラー以後を一体的に設計し直したモデルと整理できます。グレード構成や充電性能については、BMW iX4 NA7の40・50・M60 xDrive解説で詳しくまとめています。
Reference:carscoops.com /
2027 BMW iX4 (NA7): So könnte die Neue Klasse als X4 aussehen
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW iX4 NA7とiX3 NA5の主な違いは何ですか?
主な違いは、フロントガラスの傾斜、ルーフライン、リアウインドウ、テール形状、キャビン後方の絞り込み、スポイラーの位置という6項目です。いずれもAピラーより後方のボディ形状に集中しています。
Q2. BMW iX4 NA7とiX3 NA5のフロントデザインは異なりますか?
Aピラーより前方のデザインはほぼ共通です。薄型ヘッドライトや縦方向を意識したキドニーグリルなど、Neue Klasse世代のフロントデザインを共有しています。
Q3. BMW iX4 NA7とiX3 NA5は同じ電動技術を採用しますか?
両車はNeue Klasseをベースに開発され、第6世代バッテリーや800V電気システムなどの基本技術を共有する予定です。主な違いはパワートレインではなく、ボディ後半の形状にあります。
Q4. 新型BMW iX4 NA7はいつ発表されますか?
新型BMW iX4 NA7は2026年秋の正式発表が見込まれています。生産は同年11月にハンガリーのデブレツェン工場で始まる予定です。
Q5. BMW iX4 NA7はiX3 NA5のルーフを低くしただけのモデルですか?
単にルーフを低くしただけではありません。フロントガラスからリアゲートまでのライン、リアウインドウ、キャビン幅、リアフェンダー周辺、スポイラーの位置まで変更され、SAC向けのボディ形状に作り分けられています。








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