BMWのコンパクトSUV「X1」が、次のアップデートに向けて動き出しました。
2026年2月9日、スウェーデンで走行テスト中のBMW X1 U11 LCI試作車がスクープされ、フロントの意匠変更や新世代インフォテインメントの採用が報じられています。
さらに同報道では、次期型X1(開発コードNB5)も並行してテストしているとされ、現行の改良と次世代計画が同時進行している可能性が浮上しました。
この記事ではまず、現行X1=U11の基本を押さえたうえで、LCIの意味を読み解く準備をします。
❗️記事3行まとめ
✓BMW X1 U11 LCI、2027年改良点
✓フロントはノイエクラッセ路線へ
✓iX1 NB5別軸、内装はiDrive X
BMW X1 U11とは?

U11はBMW X1の3代目にあたる現行世代で、2022年に発表され、同年後半から各市場で販売が始まりました。
ボディは先代より拡大し、日常使いの取り回しと室内・荷室の実用性を両立する「プレミアムコンパクトSUV」としての役割を強めています。
プラットフォームはBMWのUKL2系で、前輪駆動を基本にxDrive(4WD)も設定。
パワートレインは市場によりガソリン/ディーゼル/マイルドハイブリッド/PHEVなど幅広く、同じ車体をベースにした電気自動車がiX1です。
つまりU11は「ICEとEVを同一ボディで展開する世代」であり、LCIはその商品力を維持しつつ、デザインとデジタル体験を最新トレンドへ寄せる改良版という位置づけになります。
BMW X1 U11 LCIのフロントデザインを検証
テスト車両はICE版X1 U11
今回スクープされたのは、2027年モデルと見られるBMW X1 U11 LCIのテスト車両です。
撮影地はスウェーデンとされ、厳重なカモフラージュを施した状態で公道テストを行っていました。
報道によれば、確認された車両は電気自動車のiX1ではなく、内燃機関を搭載するICE仕様と見られています。
これはU11世代が引き続きUKL系プラットフォームをベースに改良を受けることを示唆するものです。
フロントデザインはノイエクラッセ風?
外観で最も変化が見て取れるのはフロントまわりです。
ヘッドライトは従来よりもシンプルな内部構造に見え、グリル周辺との一体感が強まっているように読み取れます。
現行U11は立体的なキドニーグリルと独立感のあるライト構成が特徴でしたが、LCIではよりフラットで横方向を強調したデザインへ移行する可能性があります。
ノイエクラッセ戦略との接点
BMWは今後の主力デザインとして「ノイエクラッセ」思想を掲げています。
今回のテスト車両からは、グリルとライトの視覚的な統合、装飾を抑えた面構成といった共通要素が読み取れます。
ICEモデルであっても、ブランド全体でデザイン言語を統一していく流れがある以上、U11 LCIもその流れに組み込まれると考えるのが自然です。
大幅なプラットフォーム刷新は行わずとも、フェイスリフトでブランドイメージを次世代方向へ寄せる。
インテリア刷新:パノラマディスプレイとiDrive X

内装面で注目されているのが、新世代インフォテインメントの採用です。
報道では、フロントウインドウ下部に広がるパノラマディスプレイの搭載が示唆されています。
これは従来の湾曲ディスプレイ構成とは異なり、視界全体を活用する情報表示を特徴とするものです。
近年発表されたBMWのコンセプトや次世代モデルに共通する思想であり、U11 LCIにもその流れが波及すると見られます。
iDrive Xによる操作体系の進化
併せて採用が見込まれるのが「iDrive X」と呼ばれる最新世代の操作システムです。
物理スイッチの削減、音声操作やタッチ中心のUI、表示レイアウトの高度なカスタマイズ性などが特徴とされています。
現行U11でもデジタル化は進んでいますが、LCIではさらにミニマルで統合的なコックピットへと進化する可能性があります。
ここで重要なのは、外観だけでなく室内体験もノイエクラッセ世代と足並みを揃えようとしている点です。
ICEモデルであっても最新デジタル環境を提供することで、EV専用世代との体験格差を最小化する。
これは単なる装備更新ではなく、ブランド全体のUX戦略の一環だと私は整理しています。
パワートレインとプラットフォームの継続
今回スクープされたBMW X1 U11 LCIは、外観やインテリアに変化が見られる一方で、基本骨格については大幅な刷新は行われない見通しです。
現行と同じUKL系プラットフォームを維持し、内燃機関モデルを中心としたラインアップが継続されるとされています。
現行U11はガソリン、ディーゼル、マイルドハイブリッド、PHEVなど市場に応じた多様な仕様を展開しており、LCIではそれらをベースに商品力を高める改良が施される形になると考えられます。
構造変更を伴うフルモデルチェンジではなく、あくまで中期改良という位置づけです。
次期iX1 NB5は別軸で進行

一方で、次期型iX1にあたる開発コード「NB5」の存在にも言及されています。
これは将来的な次世代X1を示すもので、現行U11 LCIとは別プロジェクトとして開発が進められているとされています。
特に電動モデルであるiX1については、今後BMWが推進するノイエクラッセ世代の技術基盤を採用する可能性があると報じられています。
つまり、ICEを中心としたU11 LCIは現行世代の改良版として商品力を維持しつつ、次期世代ではより電動化を軸にした刷新が控えている構図です。
同一期間内にLCIと次世代開発が並行するのは珍しいことではありませんが、今回それが明確に報じられたことで、X1が過渡期にあることがよりはっきりしました。
ICEとEVの二本立て戦略が、ここでも具体的に進行していることが確認できます。
まとめ:BMW X1 U11 LCIは過渡期モデルか
BMW X1 U11 LCIは、外観とインテリアを最新世代のデザイン言語へ近づけながらも、基本構造は維持するLCIモデルです。
その一方で、次期型NB5の開発が別軸で進んでいるとされる点は見逃せません。
現行世代の熟成と、次世代電動化への準備。
この二つが同時に進行している状況は、X1がブランド戦略上の重要な転換点にあることを示しています。
2027年前後は、X1の世代交代を見据えるうえで重要なタイミングになりそうです。
Reference:carscoops.com
よくある質問(FAQ)
Q1. 今回スクープされたBMW X1 U11 LCIはEVですか?
報道ベースでは、今回のテスト車両はiX1ではなくICE(内燃機関)仕様と見られています。U11世代はICEとEV(iX1)を並行展開しており、今回の個体はそのうちICE側の改良モデルという位置づけです。
Q2. BMW X1 U11 LCIで外観はどこが変わりそうですか?
写真から読み取れる範囲では、フロント周り(ヘッドライト意匠、グリル周辺、バンパー形状)に変更が集中しているようです。現行U11よりもフラットで統合感のある表情を狙う可能性が報じられています。
Q3. ノイエクラッセ要素はX1にも入るのですか?
LCIはフルモデルチェンジではありませんが、BMWが推進するノイエクラッセのデザイン言語(統合感、装飾の抑制、横基調など)を、フェイスリフトで既存モデルへ波及させる流れが示唆されています。
Q4. インテリアはどう進化する見込みですか?
報道では、パノラマディスプレイの採用やiDrive X相当の新世代UIが示唆されています。物理スイッチの整理や表示・操作の統合が進み、室内の体験価値を引き上げる方向です。
Q5. 次期iX1 NB5とは何で、U11 LCIとどう違いますか?
NB5は次期世代を示す開発コードとして言及されており、U11 LCI(中期改良)とは別軸のプロジェクトです。LCIで現行を熟成させつつ、次世代では電動化を軸に刷新する構図が報じられています。







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