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2025年 ホンダ・プレリュードはBMW M240i G42のライバルに値するのか?

2025年 ホンダ・プレリュードはBMW M240i G42のライバルに値するのか? BMW
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25年ぶりに帰ってきたホンダ・プレリュードは、日常で扱いやすいサイズと上質なデザインを両立した2+2のハイブリッドクーペです。

フロント駆動のe:HEVと新機能「S+シフト」によって、穏やかな巡航からワインディングでのメリハリある加速まで幅広く楽しめる構成になりました。

本記事では、市場で強い存在感を持つBMW M240i(G42)と対比しながら、プレリュードの立ち位置を整理します。

  1. 共通点の核心:2ドアクーペの思想やサイズ感など、両車に通じる価値を具体的に整理。
  2. 走りの方向性:e:HEVの軽快さと直6ターボの力強さを、公道と峠でわかりやすく提示。
  3. 価格と装備:価格差の根拠を装備と性能で解説。購入判断の基準を明確化。

ホンダ・プレリュードとBMW M240iの共通点

ホンダ・プレリュードとBMW M240iは、異なるブランドながら共通する価値観を持つ2ドアクーペです。

どちらも時代の主流であるSUVやEVとは一線を画し、あえて「走りを楽しむためのパーソナルクーペ」を選んだ点が大きな特徴です。

ボディサイズは全長約4.4〜4.5メートルと近く、取り回しやすい寸法の中にドライバー中心の設計思想を凝縮しています。

また、プレリュードはハイブリッドFF、M240iは直6ターボ+四輪駆動という異なる構成ながら、どちらも低重心で安定した姿勢と自然なステアフィールを追求。

快適性とスポーツ性能を両立させた“現代のグランドツアラー”という点で重なります。

さらに両車とも内装に最新のデジタルメーターを採用しつつ、物理スイッチを残すなど、人間中心の操作性を重視している点も共通しています。

電動化時代にあっても、走る歓びを忘れないクルマづくりという共通の哲学が両モデルをつないでいます。

ホンダ・プレリュード 概要

ホンダ・プレリュード BF-1

新型ホンダ・プレリュードは2025年9月5日に日本で正式発売されました。

全国メーカー希望小売価格は6,179,800円(税込)で、オンライン限定の「Honda ON Limited Edition」は6,481,000円(税込)です。

搭載されるパワートレインは、2.0リッター直列4気筒エンジンと2モーターのe:HEVシステムを組み合わせた前輪駆動方式。

システム最高出力は約184ps、最大トルクは約315Nmを発生し、滑らかな加速と高い燃費効率を両立しています。

また、新たに採用された「S+シフト」モードにより、擬似的な変速フィールとエンジンサウンドを再現し、電動化時代においても“操る楽しさ”を体感できる仕様です。

ボディサイズは全長4,425mm、全幅1,880mm、全高1,355mmで、2+2シーターのスペシャリティクーペとして実用性とスタイルを両立しています。

BMW M240i(G42) 概要

BMW M2 G87 / BMW 2シリーズクーペ G42はなぜ今小規模改良するのか?

BMW M240i xDrive クーペ(G42型)は、現行2シリーズクーペの上位モデルとして位置づけられています。

日本でのメーカー希望小売価格は8,240,000円(税込)。

3.0リッター直列6気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力387ps、最大トルク51.0kgmを発生。

8速ATと四輪駆動システム「xDrive」により、0-100km/h加速はわずか4.3秒と高い動力性能を誇ります。

ボディサイズは全長4,545mm、全幅1,840mm、全高1,395mm、ホイールベース2,740mm。

Mパフォーマンス専用のサスペンション、大径ブレーキ、可変スポーツディファレンシャルを備え、優れたトラクションとコーナリング性能を発揮します。

さらに最新世代のBMWカーブドディスプレイやドライビングアシスト機能も搭載し、スポーツ性能と快適性を高次元で融合させたクーペです。

デザイン比較:造形とキャラクター

ホンダ・プレリュード BF-1

シャープで上品なプレリュード

ホンダ・プレリュードとBMW M240iは、どちらも“ドライバーズクーペ”という共通テーマを持ちながら、造形のアプローチは対照的です。

プレリュードは流れるようなロングノーズ・ショートデッキのプロポーションに、低く構えたシルエットを組み合わせています。

フロントには水平基調のLEDライトと控えめなグリルを採用し、シャープで上品な印象を与えます。

張り出したフェンダーが力強いM240i

一方のM240iは、ワイドトレッドと張り出したフェンダーが生む力強いスタンスが特徴。

大型のキドニーグリルや立体的なバンパーデザインによって、筋肉質でアグレッシブな雰囲気を演出しています。

どちらのモデルも空力を意識した滑らかな面構成を持ち、Cd値0.26〜0.28の優れた空力性能を実現。

共に全高が1,400mm前後と低く、スポーツ走行時の安定感に寄与しています。

エレガントさを前面に出すプレリュードと、パワーを誇示するM240i。

スタイルは異なっても、走る楽しさを形にした“意思あるデザイン”という点では共通しています。

メカ比較:パワートレイン/駆動/重量

BMW M240i G42

ハイブリッドと直6ターボ、異なる哲学の出力構成

パワートレインは両車の性格を最も明確に分ける部分です。

プレリュードは2.0リッター直列4気筒+2モーターのe:HEVシステムを搭載し、システム最高出力184ps、最大トルク315Nmを発生。

モーターによる即応性とエンジンの伸びを組み合わせ、街乗りから高速走行までスムーズで扱いやすい加速を実現しています。

一方、M240iは3.0リッター直6ターボ「B58」型エンジンを採用し、最高出力387ps、最大トルク51.0kgmを誇ります。

0-100km/h加速は4.3秒と圧倒的で、電動化とは異なる機械的な快感を重視しています。

駆動方式と重量バランスの違い

プレリュードは前輪駆動(FF)を採用し、軽量な構造によって車両重量は約1,550kg前後に抑えられています。

低重心化とモーター配置の最適化により、安定したハンドリングを実現。

一方M240iは四輪駆動のxDriveを採用し、重量は約1,710kg。

50:50の理想的な前後重量配分を確保しつつ、電子制御ディファレンシャルでトラクションを最適化しています。

プレリュードが“軽快さと滑らかさ”を狙うのに対し、M240iは“力強さと安定感”を極めた構成。

どちらも現代のクーペとして高い完成度を誇りますが、そのアプローチは明確に異なります。

走りの方向性:公道〜ワインディングのキャラ

プレリュードはリニアな反応

ホンダ・プレリュードとBMW M240iは、どちらも公道からワインディングまで“走る歓び”を重視して開発されていますが、性格は対照的です。

プレリュードは軽快で自然なハンドリングが魅力で、ステアリングの初期応答が穏やかで扱いやすく、モーターによるトルク制御で前輪の接地感が高いのが特徴です。

ワインディングではe:HEV特有の低回転トルクが活き、アクセル操作に対する反応がリニア。

どんな速度域でも安心して踏み込める安定感があります。

M240iは圧倒的なトラクション

一方M240iは、xDriveと直6ターボが生み出す圧倒的なトラクションが持ち味。

路面をつかむ力が強く、登り勾配でも余裕の加速を見せます。

サスペンションは締まりがありながら乗り心地は硬すぎず、日常域とスポーツ走行のバランスが高次元。

両車は方向性こそ違えど、いずれもドライバーが“自ら操る楽しさ”を感じられる設定になっています。

価格・装備・購買動機の差

コスパが高いプレリュード

プレリュードとM240iは価格帯が明確に異なります。

プレリュードの車両価格は6,179,800円からで、ハイブリッドとしては上級ながら、燃費性能や安全装備の充実度を考えるとコストパフォーマンスに優れています。

標準でHonda SENSING、LEDライト、デジタルメーターなどを搭載し、デザイン重視のユーザーにも訴求します。

高額&高スペックなM240i

一方のM240i xDriveは8,240,000円と高価ですが、直6ターボの圧倒的なパフォーマンスと四輪駆動の安定性、M専用装備の充実で、価格に見合う満足度を提供。

購買動機としては、プレリュードが“電動化時代でも走りを楽しみたい層”に向くのに対し、M240iは“伝統的な走りの質を求める層”をターゲットにしています。

いずれもドライバー中心の思想を貫いている点が共通しています。

まとめ:ライバルに“値する”のか

クーペの存在価値

スペック上ではM240iが明確に上回りますが、プレリュードは異なる価値軸で勝負しています。

パワーや加速性能で劣る一方、ハイブリッドならではの静粛性と扱いやすさ、日常域での軽快感ではむしろ優位です。

M240iは伝統の直6エンジンを武器に、高速域やサーキットでの走行性能を追求するモデル。

つまり両者は真っ向勝負のライバルというより、“走りの楽しさを守る同士”と言えます。

プレリュードが示したのは、電動化時代においてもクーペの存在価値が失われないというメッセージです。

2ドアクーペは絶滅危惧種

この2台はスペックという面ではライバルとして比較することはできません。

M240iが圧倒的にスペック的には勝っています。

しかしこの2台をライバルとして語る理由は、現在SUVやミニバンなどが主流の中で、珍しい2ドアクーペという属性の車であること。

私はクーペが好きで現在もSUVですがX4 G02というSUVクーペを所有しています。

スポーツカーの原点は2ドアクーペです。

スカイラインGTR、フェアレディZ、シルビア、RX-7。どれも日本を代表するスポーツカーですが、全て2ドアクーペです。

現在この2ドアクーペは絶滅危惧種的な存在ですが、そんな時代に発売された2ドアクーペのプレリュードとM240iは数少ないライバル車と言えないでしょうか?

Reference:bimmertoday.de

よくある質問(FAQ)

Q1. プレリュードとBMW M240iはどんなユーザーに向いていますか?

プレリュードは静粛で扱いやすいハイブリッドの2ドアクーペを求める人向け。M240iは直6ターボの力強さやxDriveの安定性を重視する走り好きに最適です。

Q2. 価格差はどれくらいありますか?

プレリュードは6,179,800円〜、M240i xDriveは8,240,000円〜。装備やパフォーマンスの違いを踏まえると、約200万円の差が目安です。

Q3. 日常使いの快適性はどちらが上ですか?

市街地や通勤ではプレリュードのe:HEVが静かでスムーズ。長距離や高速巡航、峠ではM240iの直6とxDriveが安心感と余裕をもたらします。

Q4. 維持費や燃費の面ではどう違いますか?

燃費・CO₂はプレリュードが有利。M240iはハイパフォーマンスゆえ燃料・タイヤ・ブレーキのコストが相対的に高くなります。

Q5. どちらを選ぶべきかの決め手は?

静粛性・効率・扱いやすさ重視ならプレリュード。加速力・サウンド・高負荷時の安定性重視ならM240i。試乗でステア感と視界の相性を確認しましょう。

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