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BMW M5 G90 LCIへXM G09 PHEVユニットを搭載か?

BMW M5 G90 LCIへXM G09 PHEVユニットを搭載か? BMW
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2025年型BMW M5(G90)は、内燃パワーと電動化を高度に融合した次世代の“M”として完成度を高めています。

次のLCI(マイナーチェンジ)では、制御や熱マネジメントの最適化に加え、上位SUVのXM(G09)に採用されるプラグインハイブリッドのV8ユニットを搭載する可能性が取り沙汰されています。

もし実現すれば、ハイパワーと環境性能、そして日常域の扱いやすさを同時に引き上げる大きな転機になります。

本稿では、その狙いと技術的背景、予想スペックやデザイン上のポイントを、現時点の情報を基に整理します。

加えて、重量増への懸念やバッテリー配置の影響など、走りの質に関わる論点も丁寧に確認します。

  1. 高出力PHEV化:約718馬力のV8×モーター構成を想定。電動ブーストで加速と静粛性を両立。
  2. デザイン最適化:市販型に近いライトや横バー付グリルなど。空力と冷却の両面で更新。
  3. 重量増の対策:低重心化と高度なシャシー制御で2.4t級でも俊敏性と安定性を確保。

M5 G90 LCIとは何か?

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G90は現行M5の開発コードで、最新プラットフォームとV8ハイブリッドを中核に据える高性能セダンです。

LCIはBMWの中期改良を指し、外装の意匠差し替えだけでなく、制御ロジックの更新、冷却や遮熱の見直し、トランスミッションやブレーキのフィール調整など、総合的な熟成が図られます。

今回注目されるのは、XM(G09)のPHEVユニットをM5が流用する可能性で、同社の電動化戦略と規制対応を加速しつつ、サーキットから日常までを高い次元で両立させる狙いが見て取れます。

さらに、充電ポートの配置や空力最適化など、電動化特有の作り込みが予想されます。

発売タイミングは2028年内が有力視され、セダンに加えてツーリングの展開も期待されます。

XM G09のPHEVユニットとは

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V8ツインターボと電動モーターの融合

BMW XM(G09)は、M部門が独自開発した4.4リッターV8ツインターボに電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドです。

システム合計出力は653馬力、最上位のXMラベルレッドでは748馬力に達します。

最大トルクは1,000Nmを超え、8速Mステップトロニックと組み合わせることで、電動ブーストとターボパワーの両立を実現しています。

この構成こそが、次期M5に流用されるとみられるPHEVユニットの核心部分です。

高出力と環境性能を両立する設計

モーターはトランスミッション内部に組み込まれ、バッテリー容量は約25.7kWh。

EV走行だけでも80km前後を実現し、都市部では電動車として走行可能です。

また、高速域ではV8エンジンが主役となり、モーターが加速補助を担います。

これにより、排出ガス規制を満たしながらもMの名にふさわしいパフォーマンスを維持します。

さらに、CLARプラットフォームを共有するM5とXMの構造的な共通点により、搭載自体は現実的な選択といえます。

BMWがLCIでこのユニットを導入する理由も、性能と規制のバランスを最適化するためです。

新型M5 PHEVの予想スペック

BMW M5 G90 LCI テスト車両 PHEV車の可能性

718馬力V8ハイブリッドの可能性

現時点で有力とされる情報では、M5 G90 LCIにはXMラベルレッドと同系統のV8ハイブリッドが採用され、最高出力はおよそ718馬力(約728PS)に達すると見られます。

最大トルクは1,030Nm前後に及び、先代M5 CS比で約100馬力、150Nmの上昇が予測されます。

0-100km/h加速は3秒台前半が想定され、電動ブーストにより中間加速の鋭さが際立つ仕様になるでしょう。

これにより、M5はサーキット性能と公道での静粛性を両立する“ハイブリッドM”の象徴となります。

重量増の課題とBMWの対策

PHEV化に伴い、車両重量は約2,435kgに達するとされ、従来型よりも約400kg重くなります。

この増加はハンドリングへの影響が懸念される一方、BMWは重量配分とシャシー制御で補正する設計を採用しています。

前後50:50のバランスを維持しつつ、バッテリーを低重心配置することで旋回性能を確保。

さらに、電子制御ダンパーとアクティブスタビライザーを組み合わせ、重量増によるロールを最小限に抑えます。

結果として、M5は重さを感じさせない俊敏さを備えた電動スポーツセダンとして完成度を高める見通しです。

デザインとPHEV化での変化

BMW M5 G90 LCI テスト車両 PHEV車の可能性

プロトタイプで見えた外観の進化

スパイショットで捉えられたM5 G90 LCIのプロトタイプでは、フロントマスクがより洗練された印象を与えています。

LEDヘッドライトは市販型に近いデザインとなり、内部のグラフィックは細く、キドニーグリルは横バーが通る控えめな造形です。

過度な大型化を避け、空力効率を重視した意匠に改められています。

さらに、運転席側フロントフェンダーには充電ポートが設けられ、PHEVモデルであることを主張しています。

リアまわりではディフューザーと4本出しマフラーが健在で、Mモデルらしい力強さを維持しています。

電動化に対応したボディ設計と空力チューニング

BMW M5 G90 LCI テスト車両 PHEV車の可能性

PHEV化に伴い、冷却性能やバッテリー配置を考慮した新しいエアフロー設計が導入される見込みです。

フロントバンパー開口部は小型化されつつも、内部ダクトによって電動系の冷却を確保。

サイドシルやリアディフューザー形状も空気抵抗を抑えながらダウンフォースを発生させる構造に進化しています。

また、バッテリー搭載による車高変化を補うため、サスペンション構造が最適化され、全体のスタンスがよりワイドで安定感のあるものになっています。

電動化による“静かな迫力”を演出する、M5独自の新デザイン哲学が見えてきます。

M5 LCIの登場時期

BMW M5 G90 LCI テスト車両 PHEV車の可能性

M5 LCIの正式発表は、2028年と見られています。

生産はドイツ・ディンゴルフィング工場が担当し、PHEV技術の熟成版が搭載される予定です。

M5 LCIは、Mシリーズの中でも電動化移行の中間地点を象徴するモデルであり、今後登場する完全EV版Mモデルへの橋渡し的存在となるでしょう。

まとめ:BMW M5 G90 LCIが示す“ハイブリッドM”の未来

BMW M5 G90 LCIは、内燃と電動の両立を本格的に果たした“M”として、ブランドの次なる方向性を示しています。

XM G09のPHEVユニットを取り入れることで、718馬力の圧倒的パフォーマンスと、環境規制に適合する持続可能性を両立しました。

重量増という課題はあるものの、BMWの精密な制御技術とシャシー設計がそれを補っています。

M5がこの形で進化することは、単なる性能向上ではなく、電動時代における「走る歓び」の再定義でもあります。

G90 LCIは、伝統と革新を融合させた最後のV8 Mとして記憶に残る存在になるでしょう。

Reference:carscoops.com

よくある質問(FAQ)

Q1. M5 G90 LCIはいつ発表されますか?

正式時期は未公表ですが、2028年の登場が有力視されています。LCIでは制御最適化やPHEVユニットの熟成が主眼になる見込みです。

Q2. XM G09のPHEVユニットを本当に搭載しますか?

確定情報ではありませんが、有力筋ではXMのV8×モーター構成を流用する可能性が高いと見られています。システム最高出力は約718馬力が目安です。

Q3. 充電ポートの名称と位置は?

名称は「充電ポート(Charge Port)」が一般的です。プロトタイプでは運転席側フロントフェンダー付近に配置される個体が確認されています。

Q4. PHEVの充電方式は急速充電に対応しますか?

BMWのPHEVは原則AC普通充電が中心で、DC急速充電は非対応の可能性が高いです。家庭用・公共ACの活用を前提にすると良いでしょう。

Q5. 重量増で走りは鈍くなりませんか?

報道値では約2,435kgと重めですが、低重心バッテリー配置、電子制御ダンパー、アクティブスタビ等で俊敏性を確保する設計が想定されています。

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