もうすぐBMW Z4 G29がオークション会場からショップに陸送されます。そこから、各部の点検や私が依頼したカスタマイズなどの作業が始まります。
今回はドラレコをDIYで取り付けるのですが、Z4のようなオープンカーの場合はドラレコのリアカメラはどこにつけるのが正解なのでしょうか?
実際にドラレコを取り付ける脳内練習がリアカメラの取り付け部分で現在停止中なので、早速考えたいと思います。
そもそもドラレコって本当に必要なの?
ドラレコが日本で普及したのがいつ頃だったのかは覚えていませんが、きっかけはあおり運転がテレビや新聞で取り上げられたことで一気に普及したと記憶しています。
テレビで執拗に車両後方から追突しそうな勢いで突っ込んでくる車や前方を塞ぐように走り、時には道路の真ん中に駐車する車両などを見ると身の危険を感じた人も多いと思います。
その影響で急に日本中の車がドラレコを取り付けるようになったおかげで、一時期ドラレコの国内在庫がなくなったしまう、ということもありました。
日本のドラレコの普及率
(出典:2024年パイオニア「ドライブレコーダーの利用実態、“ヒヤリハット”に関する調査」より)
パイオニアが2024年に調査したデータによるとドラレコを設置していると答えた人が63.8%となっています。
ドラレコの購入意欲があると答えている人も24%となっていますので、この数年以内に日本のドラレコの普及率は80%以上になることが予測できます。
車両ではなく人の80%なので日本中の車の80%にドラレコが装備されるのではありませんが、自家用車に限れば、その多くにドラレコが装備されるのは時間の問題と思われます。
なので、ドラレコは装備しておいた方が良いのかな、という日本人特有の団体圧力に同調している私です。

ちなみに、私は過去にドラレコのおかげで?事故の際に有利に交渉することが経験もあります。
オープンカーのドラレコ事情
私が数年ぶりに購入したオープンカーのZ4 G29は、写真のように2シーターのオープンカーです。
簡単に言えば、マツダ ロードスターと同じ形式の車になります。
このような2シーターオープンカーにドラレコをどのように設置するのか?

こちらの記事にあるようにフロントの場合は、「フロントガラスの上部20%以内の範囲」というルールさえ守れば、フロントガラスの上部に両面テープなどで貼り付けるだけで設置することができます。
ちなみに、両面テープでガラスにカメラを設置する際には、ガラスの清掃後にシリコンオフを塗布することで、油分を消すと両面テープの張り付きが格段に向上しますのでお試しください。
オープンカーのリアカメラ取り付けられない問題
次にリアカメラですが、通常は室内に取り付けることが多いのでリアガラスの上部に貼り付けるのが定番です。
しかし、2シーターオープンカーの場合は、写真のようにリアガラスは存在しますが、屋根を開けると・・・
リアガラスは収納されてしまうので、リアガラスにカメラを取り付けても意味がない、というか収納されるためにリアガラスにはカメラが取り付けることができません。
よって、2シーターオープンカーの場合は、ドラレコを360度カメラタイプのものを取り付けるのが一般的です。
私が360度カメラが嫌いな理由
こちらがドラレコを製造販売されているユピテルのHPから引用している360度カメラの映像です。

360度カメラの仕組みなどは先程のユピテル「のHPを参照していただきたいのですが、要するに写真のようにフロントガラスに取り付けた360度カメラがフロントだけではなく後方の映像も撮影することができます。
つまり、車内の映像も同時に録画することができます。
私が360度カメラが嫌いな理由は、車を運転中にずっと録画されていると思うと気になって仕方がないからです。
別に車内で悪いことをしているわけではないのですが、四六時中監視されている感じがとても嫌です。
なので、360度カメラタイプのドラレコは取り付けたくない。
さて、2シーターオープンカーのZ4 G29にどのようにすればリアカメラを取り付けることができるのでしょうか?
困ったときは「みんカラ」からパクる
自動車関係で何か困ったことがある場合は、「みんカラ」に集う車いじりの諸先輩の知恵を丸パクリ、いや参考にさせていただきのが一番。
ただし、今回はZ4のリアカメラ取り付けの事例が少ないので、日本で一番多く走っている2シーターオープンカーのマツダ ロードスターの諸先輩の知恵を参考にさせていただきます。
プロがオープンカーにリアカメラを取り付ける方法
まずはみんカラを参考する前にプロのショップはどのようにリアカメラを取り付けているのか?

こちらのショップから写真を拝借していますが、多くのプロのショップはマツダ ロードスターのリアカメラをリアロールケージにステーで固定されています。
こちらのビートソニック製のステーを使用されていると思われます。
この方法はステー自体が専用設計されて販売されているので、フィッティングが間違いのでプロのショップでは定番的に使用されている模様。
ただし、Z4 G29にはこんな専用設計のステーは存在しないので参考にはなりません。
一番多い方法はリアディフレクター(ウィンドウブロッカー)に取り付け

多くのみんカラの先輩諸氏は写真のようにリアディフレクター(ウィンドウブロッカー)に何某かの方法でリアカメラを取り付けています。
こちらの写真は結束バンド取り付けていますので、ある意味一番簡単な方法だと思いますが、見た目がちょっと気になります。

こちらの先輩は市販されている金具を応用してリアディフレクター(ウィンドウブロッカー)にリアカメラを取り付けられています。
かなりスッキリとした取り付けですが、この方法で取り付けることができた要因は社外品のアクリル製のリアディフレクター(ウィンドウブロッカー)に交換されていたからでしょう。
純正のリアディフレクター(ウィンドウブロッカー)は形状が複雑なので市販されている金具を応用するのは難しいと思われます。
こちらもZ4 G29では難しい方法です。
社外品のリアディフレクター(ウィンドウブロッカー)は海外製のものがいくつか販売されていますが、価格が円安や資材の高騰などの影響で10万円前後になります。
あまり現実的な方法ではありませんね。
この方法ならZ4 G29にもリアカメラが取り付けられるかも

Z4 G29のリアディフレクター(ウィンドウブロッカー)もマツダ ロードスターと同様にパンチングされた穴が空いている・・・と思ったのですがよく調べると・・・
この写真のようのメッシュ状になっていることに今気づきました。。。
よって、Z4 G29の場合はリアディフレクター(ウィンドウブロッカー)に取りけるのはちょっとむずかしそうかな?
Z4 G29の諸先輩のリアカメラ設置の実例は?

すごくこの気持ちわかります。
この位置ぐらいに高い位置にカメラを付けないと後方視界が十分に確保できないんです。
しかし、リアディフレクター(ウィンドウブロッカー)にカメラを取り付ける選択肢がなくやむを得ず洗濯バサミに挟んで取り付け。
ご苦労さまでした。

多くのZ4 G29オーナーはドラレコのリアカメラをリアディフレクター(ウィンドウブロッカー)の後ろ側に取り付けていらっしゃると思います。
マツダ ロードスターにはこのようなスペースがありませんが、Z4には幌の開閉に関係ないスペースが存在します。
ここにリアカメラを設置することは問題ないのですが、恐らく画角が狭く、トランクが大きく映し出されていると予想されます。
ドラレコであればそれも良いのですが、私は今回ミラー型ドラレコを設置したいと考えていますので、常時後方を映し出すことを考えるとできるだけ広角に視野を確保したい。
そうすると、できるだけ上部にカメラを設置する必要があります。
最終的には現物合わせで取り付け位置を決めることになると思いますので、次回はどのように取り付けたのかをお伝えできればと思います。
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