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iDrive Xとパノラマディスプレイをスクープ画像で検証!BMW X5 G65の運転席公開

iDriveXとパノラマディスプレイが搭載されたBMW X5 G65の運転席スクープ画像。 BMW
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2027年に登場予定の新型BMW X5 G65。

そのコクピット内部の詳細が、ついにスクープ画像によって明らかになりました。

本記事では、流出した高解像度の3枚の画像をもとに、「iDrive X」と「パノラマディスプレイ」という2つのキーテクノロジーに注目し、次世代X5の運転環境がどのように変わるのかを徹底的に検証します。

ステアリングホイールからディスプレイの形状、表示内容、操作系の変更点まで、従来モデルとの違いを丁寧に読み解きながら、BMWが次に目指す「車内UX」の未来像を探っていきます。

  1. BMW X5 G65の内装刷新:パノラマディスプレイとiDrive Xで従来の運転席デザインが大きく変化。
  2. 操作系の物理ボタン廃止:タッチと音声操作中心に進化し、iDriveコントローラーは非搭載の可能性。
  3. Neue Klasseの未来戦略:今回の装備は将来のBMWモデル全体に展開される可能性が高い。

ステアリングから操作系まで:大幅に刷新された運転席

(画像1)

まず注目すべきは、BMW X5 G65のステアリングホイールです。

上記画像1に写るテアリングは、中央のBMWロゴが隠されていますが、12時位置には赤いセンターマーカーが設けられており、Mパフォーマンスモデルである可能性が高いと考えられます。

また、スポーク部分には従来の物理ボタンではなく、ハプティック(触覚式)ボタンが搭載されていることが確認できます。

これにより、BMWは従来の「iDriveコントローラー」から脱却し、タッチ操作と音声操作を主体とするUIに本格的に移行する方針であることがうかがえます。

画像からはiDriveダイヤルが確認できず、OS「iDrive X」の新しい操作体系に完全対応したレイアウトであると推測されます。

加えて、センターコンソールにも大きな変化が見られます。

小型化されたシフトセレクターに加え、その周囲にあるボタン類は極限まで簡素化されています。

ミニマルで機能的なデザインが、BMWの次世代モデルに共通するインテリア哲学「Shy Tech(控えめなテクノロジー)」を体現していると言えるでしょう。

この画像は、ドライバーを包み込むようなコクピットの設計思想と、物理操作から解放された操作体系の未来を象徴しています。

パノラマiDriveがもたらす新しいインフォテインメント体験

iDriveXとパノラマディスプレイが搭載されたBMW X5 G65の運転席スクープ画像。(画像2)

 

iDriveXとパノラマディスプレイが搭載されたBMW X5 G65の運転席スクープ画像。(画像3)

 

今回のスクープで最も注目を集めたのが、ダッシュボードの上部に設置されたパノラマディスプレイです。

上記画像2,3では、フロントガラス下端からAピラー間にわたる細長いディスプレイが確認できます。

これはBMWが2025年に発表した「Panoramic Vision(パノラマディスプレイ)」と呼ばれる新世代の表示技術で、物理的なメーター類を廃止し、すべてをガラス下の水平帯域ディスプレイに集約しています。

このディスプレイは、運転席正面にデジタルメーター(速度、シフトポジションなど)を表示しつつ、中央や助手席側にもウィジェット形式で様々な情報を出力可能です。

たとえば、天候やコンパス、音楽再生情報、ナビゲーション、さらにはパフォーマンス情報(トルク、出力、Gメーターなど)も表示されると見られます。

画像2では「P」のシフトインジケーターや「Trip:9527 km」といったトリップ情報、画像3では赤や青のアイコンが確認でき、走行状態やパフォーマンスに関する情報が色分け表示される仕様であることが推測されます。

これにより、運転中の情報取得が視線移動を最小限に抑えたまま行える設計になっていることがわかります。

物理ボタン廃止へ?BMWが進めるタッチ&音声中心の操作系

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今回のスクープ画像と先行情報を総合すると、BMWは「iDrive X」と「パノラマディスプレイ」によって、従来の物理インターフェースを極限まで削減し、タッチ・音声による統合的な操作環境を実現しようとしていると考えられます。

「iDrive X」は、BMWの最新車載OS「Operating System X」を搭載し、大型言語モデル(LLM)を活用した音声アシスタントが標準装備されると見られています。

従来の「ボタンを押して操作する」という発想から脱却し、「話しかける」「タッチする」「見るだけで把握する」といったユーザー体験の変化が期待されます。

また、操作パネル類はセンターコンソールではなく、ステアリングのハプティックボタンや、ディスプレイ上のジェスチャー操作に置き換えられる可能性も指摘されています。

実際に画像1では従来のiDriveダイヤルが確認できないため、BMWがタッチファーストの設計に完全移行する意志を持っていることは明らかです。

このような流れは、BMWが提唱する次世代車両プラットフォーム「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」のインテリア思想とも一致します。

ミニマリズムとテクノロジーを融合させたUI設計が、今後のX5だけでなく3シリーズや5シリーズ、さらには将来のiモデルにも順次展開される可能性があります。

今後の展望と予測:X5 G65はどこへ向かうのか

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今回のスクープ画像が示すように、BMWはX5 G65においてインテリア面で大胆な革新を進めています。

では、この新しい内装はどのグレードやパワートレインに搭載されるのでしょうか?

現在の予測では、このコクピットはX5 M60eなどのMパフォーマンス系グレードにまず搭載され、順次PHEVモデルやEV仕様のiX5にも展開される可能性が高いです。

特に欧州市場では、CO2規制の強化により電動パワートレインが標準化されていくと見られており、こうした先進インテリアと電動化のセット展開は必然的な流れといえるでしょう。

BMW X5 G65のテスト車両のテールから見える4本のマフラー。

 

また、今回のスクープに写る車両が四本出しマフラー+充電ポートを備えていることから、プラグインハイブリッド仕様である可能性が極めて高いと考えられます。

これは「M760e xDrive」をベースにした新型M60eと見られ、最高出力571馬力、最大トルク800Nmを発揮するパワートレインを搭載すると予測されています。

まとめ:BMWの次世代インテリアは“見る時代”から“感じる時代”へ

今回のスクープ画像によって明らかになったBMW X5 G65のインテリアは、視認性・操作性・未来感のすべてにおいて大きな進化を遂げていることがわかりました。

特に「iDrive X」と「パノラマディスプレイ」の組み合わせは、これまでの自動車インテリアの常識を塗り替える可能性を秘めています。

BMWは、単に見た目を未来的にしたのではなく、「どう運転者に情報を伝えるか」「どうストレスなく操作できるか」を本気で再設計してきたことが、今回のスクープから読み取れます。

X5 G65はその第一歩にすぎず、今後のBMW全体のデザイン言語や技術戦略において、インテリアのあり方そのものをリードする存在となるでしょう。

逆にあまりの変化の大きさに戸惑うユーザーも多いのではないでしょうか?

未来感のあるコクピットは非常に魅力的な商品に見えますが、肝心の操作性まで考えて作られていない場合は購入への障害になる可能性もあります。

音声認識が主流になると思いますが、話しかけるだけだから簡単、というわけではないことをメーカーが認識していることを祈るしかありません。

Reference:carscoops.com

よくある質問(FAQ)

Q1. パノラマディスプレイとは何ですか?

BMWが導入する次世代の細長いディスプレイで、AピラーからAピラーまで水平に広がるデジタル表示システムです。

Q2. iDrive Xは従来のiDriveとどう違うのですか?

iDrive Xは物理コントローラーを廃止し、タッチ操作と音声アシスタントを中心に設計された新しいインターフェースです。

Q3. BMW X5 G65はいつ発売される予定ですか?

BMW X5 G65は2027年の発売が見込まれていますが、正式な発表日はまだ公開されていません。

Q4. 今回のスクープ画像のモデルはどのグレードですか?

Mパフォーマンスモデルと見られるM60eの可能性が高く、PHEV仕様のプロトタイプと推測されています。

Q5. この内装は他のBMWモデルにも搭載されますか?

BMWはこのデザイン言語とシステムをNeue Klasseシリーズ全体に順次展開していく方針です。

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