BMWが買収したアルピナの新しいロゴが決まった模様BMWからホワイトボディを購入し、独自のチューニングを行うことでBMWユーザーからも人気が高かったアルピナ社がBMWに買収(正確には商標権の売却)されたことで、今後BMWから発売されるアルピナブランドの新しいロゴが決まった模様です。

アルピナ社という世界で1番小さな自動車メーカーとはどんな会社だったのか?

アルピナ社(Alpina)は、BMWとの深い協力関係で知られるドイツの高性能自動車メーカー。

創業は1965年、バイエルン州のブーフローエに遡り、BMW車のチューニングと特別仕様車の開発に専念。

エンジンやサスペンションを独自に改良し、高性能化を図る一方、特有の外観や内装デザインで高級感を演出。

BMWとの長い協力関係により、アルピナ車はBMWの工場で生産され、公式なクルマとして認識されている。

アルピナの市場地位は確立し、革新的な車両が評価されていました。

しかし、欧州を中心としたBEV(電気自動車)の対応を行うにはあまりにも規模が小さすぎるため、今後は車両の開発を中止し過去に販売してきたアルピナ車両の修理やアフターケアを専門に行う会社に生まれ変わります。

一部のアルピナ社のエンジニアもBMW社の開発部門で新生BMW アルピナの開発に関わるとも言われています。

「BMW アルピナ」ブランドの新ロゴが登録

ドイツ特許庁に提出された3つの商標から、BMWがアルピナを買収する際に新しいロゴを導入する可能性が浮上しています。

この新ロゴは、アルピナの新時代への進化と同時に、長らく続くピンストライプという伝統も見事に反映しています。

新しいロゴは、名前のフォントを刷新することで、ブランドの紋章としても機能する魅力を持っています。

企業名「BMW ALPINA」は、短く幅広いフォントで、すべてが大文字で表記されています。

特に注目すべきは、文字Aの変更です。

このAは、新しいロゴにおいてブランドを象徴するシンボルとして活用されます。

アルピナの名前で初めて登場した際、Aの最も左の垂直線が二重になり、外側の線が平らな上部に向かって伸び、最も内側の線が文字の水平部分を形作ります。

BMWが買収したアルピナの新しいロゴが決まった模様2番目のAでは、文字が水平方向に反転しています。

新ロゴは、アルピナ車に長らく使用されてきたピンストライプのデザインを反映しており、文字に独自のスタイルをもたらしています。

これらのピンストライプは、しばしばひし形の形状に分かれてから再び結合する特徴を持っています。

文字Aは個別に商標登録されており、ブランドのフルネームもBMWの隣に商標登録されています。

「BMW アルピナ」の新ロゴの活用方法と今後の展望

BMWが買収したアルピナの新しいロゴが決まった模様

新しいフォントは、アルピナ車にどのように活用されるか(車両の装飾やロゴとしての使用など)はまだ未定ですが、モダンなアルピナの車両には新ロゴを採用する機会が多く存在します。

例えば、アルピナ B8 グランクーペの後部にはクロムのバッジ、前部にはデカールとして名前が配置されており、新ロゴの絶好の展示スペースとなるかもしれません。

アルピナの新ロゴは、ブランドの進化と伝統の融合を象徴しています。

BMWとの連携のもと、アルピナはこれからも革新的なアプローチで高性能車両を提供し続けることが期待されます。

この新しいロゴが使用できるのは2026年からになります。

よって、2026年までには新生BMW アルピナの車両が開発、販売されることが予想されます。

従来どおりにBMWブランドのチューニングモデルとしての位置づけになるのか?

またはMINIやロールスロイスのようにBMWグループの一員としてオリジナルの車両の販売、製造を行うのか?

今後のBMW アルピナの動きは非常に楽しみですね。

【引用・参照元】

Alpina Branding May Change Following BMW Takeover, Trademarks Reveal