この度偽装状態ではありますが公式にBMW M2 G87の車両が公開されました。
BMW M2 G87のプロトタイプを公開
先日こちらの記事のように新型M2 G87の物とされるフロントバンパーが公開されました。
個人的には今回公開されたフロントバンパーのデザインがあまり洗練されていない無骨なデザインだったことから、その信憑性には疑いの目を持っていました。
しかしイベント公開されたM2 G87のプロトタイプの写真を見る限り、このバンパーが本当にM2 G87のフロントバンパーなのかもしれない、と思うようになりました。
こちらの写真が今回イベントで公開されたM2 G87のプロトタイプのキドニーグリルをアップにした写真になります。
先程のスクープされた新型M2 G87のフロントバンパーと言われているもののキドニーグリル部分のデザインが似ていることが分かります。
今回M2 G87で採用されているキドニーグリルは4シリーズクーペ G22のような大型のキドニーグリルは採用されていませんが、M3 G80/M4 G82に採用されている横型のルーバーが採用されたいるように見えます。
この形状は先に紹介したスクープされたフロントバンパーのキドニーグリルの形状と一致しており、その信憑性はかなり高まったということが言えます。
新型M2 G87はM240iと比較して約100馬力アップの480馬力
今回イベントで公開された新型M2 G87に関しては詳細なスペックなどは公開されていませんが、これまでの情報から推測すると約480馬力を発揮するモデルになりそうです。
新型M2 G87の主なパーツはM3 G80/M4 G82と共有されていることは有名ですが、エンジンにおいては全く同じ物がデチューンされて搭載されます。
この480馬力のすごいところは先代のM3 F80/M4 F82の初期モデルの馬力を大きく上回っていること。
後期モデルのコンペティション仕様でも480馬力ですので、たった1世代前と言えども兄貴分のM3/M4のスペックを上回ることになります。
明らかにボディ形状や重量がM3/M4よりも小さく軽量な新型M2 G87が先代のM3/M4のスペックを超えるということは、かなりの進歩を得たマシンと言えると思います。
BMW M社の一番スポーティな車はM4ではなくM2である
M2が登場するまでBMW M社のラインアップの中で一番スポーティな車とされていたのがM4(旧M3クーペ含む)です。
それは他のラインアップの中で一番ボディが小さく、軽量であったことが原因です。
しかし世代が進化するたびにM3/M4はどんどんスポーティーカーからラグジュアリカーへと進化することで、本来の役割であったスポーティーカーとしての本領を発揮することが出来ていませんでした。
そこに登場したのが先代のM2 F87です。
価格が久しぶりに日本円で1,000万円を下回るMモデルとして話題になることが多かったですが、これまでM3/M4が担ってきたスポーティなMモデルの地位を一気に得ることが出来たことが、過去最高の販売台数につながった原因です。
なのでガソリンエンジン車がいつまで販売し続けられるのかは分かりませんが、新型のM2 G87が登場しても引き続きMモデルの最多量販車種の位置は守り続けるモデルになると思われます。
【引用・参照元】
https://clicccar.com/2021/08/05/1106067/