BMW M4 F82オーナーである私が考えるM4の中古車を購入する際のポイントをお伝えします。
5年落ち(2015年式)M4 F82は中古車で「買い」なのか?
BMW M4もF82世代からG82世代へ今後変化していくとになりますが、中古車においての主役はE92世代でなく既にF82世代へ変わってきていると言えます。
E92世代のM3クーペは発売から10年近い月日が経過していますので、今後のメンテナンスを考えると割高になる可能性が高いです。
よく輸入車の修理代金は高い、という話を耳にしますがその中でもMモデルの修理代金はさらに高額になります。
先日我が家のBMW X2のドアミラーを交換しましたが、ドアミラー本体の価格が15万円ほどでしたが、これがM4 F82のドアミラーになると一気に30万円に跳ね上がります。
これだけMモデルの名前が付くだけで価格がUPしますので、E92世代のM3クーペを中古車で購入するのは勇気がいることになりますね。
その点F82世代のM4なら5年落ち(2015年式)であれば、概ね600万円前半で購入することが可能。
新車から5年程度の経過ですので当分はメンテナンスにかかる費用も心配する必要がありませんので、メンテナンス費用を心配せずにカスタマイズなどを行うことも可能。
定番のカスタマイズは5年落ち(2015年式)だと前期モデルになりますので、後期仕様のテールランプやヘッドライトへの交換がオススメです。
それにしても新車価格が1300万円程度の車が5年落ちとは言え、半値以下で購入出来るのですから憧れのMモデルが欲しい人にはかなりお買い得な価格ではないでしょうか?
3年落ち(2017年式)M4 F82は中古車で「買い」なのか?
5年落ち(2015年式)のM4 F82の中古車がお買い得なことは分かりましたが、それではより新しい3年落ち(2017年式)のM4 F82の中古車はどうでしょうか?
これが何と走行距離にもよりますが、概ね700万円程度で購入出来ます。
5年落ちのM4 F82が600万円前半ですが、3年落ちのM4 F82だと700万円前後とは、これはある意味3年落ちの方がお買い得感が高いのでは?と思えるぐらい安いです。
3年落ちの場合は、ベースグレードだけではなくコンペティショングレードも選べる故に、LCIモデルになりますのでヘッドライトやテールランプが新しいデザインになっています。
見た目に関わる部分ですがこの違いは非常に大きい(特にヘッドライトはインナーブラック仕様なので引き締まった印象になります)ので、この価格差なら5年落ちではなく3年落ちを狙いたいですね。
もちろん、予算的に難しい場合は5年落ちでも性能的にはほぼ変わりません(ベースグレードかコンペティションでは20馬力程度違いますが体感できる範囲ではない)のでご安心ください。
中古車に700万円は高い、と思う方もいると思いますが新車価格が1300万円の車が3年落ちでほぼ半額で購入出来るのですから、かなり安い方だと思います。
3年落ち(2015年式)M2 F87と5年落ち(2015年式)M4 F82はどちらが「買い」なのか?
M4 F82の中古車の購入を検討されている方は候補車としてM2 F87も考えている人が多いと思います。
確かに3年落ち(2015年式)のM2 F87であれば500万円前半で購入することが可能ですから、5年落ちのM4 F82と比較すると約100万円安く購入することが可能です。
それでも個人的にはM2 F87ではなくM4 F82の中古車を購入することを強くオススメします。
理由は簡単です3年落ちのM2 F87はM2 コンペティションでは無いからです。
無印のM2 F87のエンジンはBMW M社が製造するS58型エンジンではなく、3シリーズや4シリーズに搭載されている通常のN58型エンジンが搭載されています。
S58エンジンは純粋なBMW M社のスペシャルエンジンですが、N58エンジンは多少BMW M社の手が加えられているとはいえ、通常の市販型エンジンです。
馬力、トルク、レスポンスなどの違いもさることながら車の心臓部であるエンジンがBMW M社製でないというのはリセールバリュー的に見ても致命傷です。
今後M2 F87の中古車市場はM2 コンペティションが主流になるので、その際には無印のM2の価値は暴落することが間違いありません。
走りもリセールバリューも純粋なBMW M社モデルでは無印M2に500万円は正直高すぎると思います。
そういう観点からM4オーナーの私がススメルのはやはり5年落ちのM4だと思います。
また実際に中古車を購入する際の具体的な注意点などは、以下のサイトに記載していますので合わせて読んで頂けると幸せになれると思います。