BMW 4シリーズクーペ G22が公開されたことによって、4シリーズカブリオレ G23はほぼ偽装がない状態でスクープ写真が撮られています。
BMW 4シリーズカブリオレ G23とは?
あまり情報が無かった4シリーズカブリオレ G23ですが、もう既にベース車両の4シリーズクーペ G22が公開されていることからほぼフルヌードの状態で駐車されている写真が公開されました。
4シリーズカブリオレ G23は4シリーズクーペ G22をベースに作られるオープンモデルになります。
現行型のF33型4シリーズカブリオレはハードトップルーフが採用されていましたが、今回のモデルチェンジを機にソフトトップに戻っているのは、最近のBMWのオープンモデルのトレンドにマッチしています。
カブリオレのルーフをハードトップからソフトトップに変更することで、ボディの軽量化とトランクの積載量UPというメリットが得られます。
その代わり、ルーフを閉じた状態のデザイン性や静粛性は失われることになるので、どちらが良いのかはオーナーの好みによる部分が大きいと思います。
しかし、販売台数が大きく見込めないカブリオレモデルの開発中止を決定するメーカーが多い中、引き続きカブリオレモデルを販売するBMWは称賛に値するメーカーだと言えますね。
BMW 4シリーズカブリオレ G23のラインナップは?
日本ではF33型4シリーズカブリオレは440i(435i)にのみ設定されていましたが、欧州では4シリーズクーペ F32型と同じラインナップが用意されていました。
よって、G23型4シリーズカブリオレにおいても基本的には4シリーズクーペと同じエンジンラインナップが用意されると思われます。
- 420i(2L4気筒ターボエンジン)
- 430i(2L4気筒ターボエンジン)
- M440i(3L6気筒ターボエンジン)
- 420d(2L4気筒ディーゼルターボエンジン)
- 430d(3L6気筒ディーゼルターボエンジン)
日本においては恐らく現行型同様にM440iにのみカブリオレが設定されると思われます。
4シーターカブリオレは日本では売れるのか?
現在日本ではBMWのカブリオレモデルは以下のラインナップが存在します。
- 2シリーズカブリオレ
- 4シリーズカブリオレ
- 8シリーズカブリオレ
Mモデルを除くとこの3シリーズのカブリオレが存在します。
しかし、次回の2シリーズクーペ G42のモデルチェンジを機に2シリーズからカブリオレモデルが廃止されると予想されます。
この記事を執筆している時点で中古車情報サイトには4シリーズカブリオレの中古車が16台、6シリーズカブリオレ(8シリーズは6シリーズの後継なので)の中古車が26台しか存在しません。
4シリーズクーペ(120台)の13%、6シリーズクーペ+グランクーペ(171台)の22%がカブリオレになりますので、高級な車ほどカブリオレ比率が高くなる傾向になります。
なので、2シリーズカブリオレの廃止は少なくても日本では正解と言えますが、4シリーズカブリオレは8シリーズカブリオレより売れるのか?は正直疑問が残るのではないでしょうか?
個人的にはオープンモデルは好きなジャンルなので多くのオープンモデルが販売されると良いな、とは思いますが、4シリーズカブリオレがどれぐらい売れるのか?を考えるちょっと心配になってしまいます。
やっぱり、カブリオレって特別感が強い車なのでセカンドカーとして特別感の強い車を所有できる経済力がある人しか購入できない車なんでしょう。
そういう意味では4シリーズカブリオレは中途半端な位置づけになり、カブリオレの最多販売台数はひょっとすると8シリーズカブリオレになるのかもしれませんね。
【引用・参照元】
https://www.carscoops.com/2020/07/see-the-2021-bmw-4-series-convertible-with-almost-no-camouflage/