昨年初めてふるさと納税を本格的に活用してみましたが、一体どの程度お得になるのでしょうか?

ふるさと納税では何が節税出来るのか?

ふるさと納税では、寄付をした合計金額から2,000円を差し引いた額が、翌年納める住民税、さらに所得税は還付という形式で控除になります。

(引用:https://www.furusato-tax.jp/about/municipal_tax より)

何かとお得なことがいっぱいあると言われているふるさと納税ですが、昨年初めてふるさと納税を活用した結果、どのぐらい得することが出来たのか?

上記のようにふるさと納税を活用することで住民税と所得税がお得になるということが分かります。

もっとざっくりした言い方をすれば、ふるさと納税をすることで所得からふるさと納税分が控除されることで、税金を収める金額の分母になる所得を減らす効果があると個人的には認識しています。

つまり、ふるさと納税で購入?した物品が事実上無料でもらえて、かつその分が所得から控除される、そんなイメージを私は抱いているのでこれはかなりお得になると思いました。

そして昨年必要なもの(食料品がほとんど)をふるさと納税で購入することで、どのぐらいお得になったのか調べてみたいと思います。

所得税の還付率は約60%!

まず最初にふるさと納税のお得感を得られる部分は所得税の還付金です。

所得税の還付金は確定申告したタイミングで税務署から還付金が指定の口座に振り込まれます。

私の場合であれば昨年ふるさと納税で購入(寄付)した総額は約70万円です。

ぶっちゃけ70万円分の食料を購入して食べるのは結構大変です。

主には果物などが多かったですが、かなり贅沢な果物を沢山食べることが出来た1年だったと思います。

これらの果物が実質無料で食べれるだけでもかなり得した気分ですが、確定申告した断簡で還付された金額は約45万円です。

70万円寄付して果物を沢山食べて還付金が約45万円もあった訳ですから還付率は約60%ということになります。

これだけもかなり得した気分ですし、仮に所得税の還付金だけしか得しなかったとしても70万円分を45万円で食べることが出来たのですからそれだけでもかなりお得な気分になれます。

住民税は一体どのぐらい安くなるのか?

[1] 住民税からの控除(基本分) = (ふるさと納税の寄付金額 - 2,000円)× 10%

[2] 住民税からの控除(特例分)※1 = (ふるさと納税の寄付金額 - 2,000円)×(90%-所得税率×1.021)

(引用:https://www.furusato-tax.jp/about/municipal_tax より)

所得税は確定申告後にすぐに還付されますが、住民税はふるさと納税を寄付した翌年分が控除されます。

なのでこの記事を書いている段階では住民税がどの程度安くなったのかは不明です。

一応計算式は上記のようになりますので所得税率が分かれば概算の計算は出来ると思いますが、ここでは計算は割愛させていただきます。

所得税で寄付した70万円のうち45万円は既に回収していることになりますので、残りの25万円以上が住民税から控除されていれば100%回収出来たという事になります。

1年間の住民税で25万円ということは1ヶ月分だと2万円ちょっと控除されていれば100%回収出来たことになりますので、おそらくは十分回収は出来る金額だと思います。

仮に100%回収出来たのであれば、ふるさと納税で寄付した得ることが出来た返礼品分は丸儲けということになりますので、ふるさと納税の返礼品は実質無料という理屈が成立します。

なのでふるさと納税とは税金を前払いすることで返礼品を無料で貰える制度だと思えば、こんなにお得な制度はない、ということが言えますね。

ふるさと納税はかなりお得な気分になれる制度のようです。