フィアット500が大幅なマイナーチェンジを行ってから少し時間が経過しましたが、この度兄弟車のフィアット500Xもマイナーチェンジを実施しました。

より骨太になったフィアット500X?

まずはエクステリアですが、フロント全体のデザインが変更されています。

モチーフになっているのは現行型のフィアット500ですね。ひと目でそれとわかるデザインです。

ヘッドライトやフォグライトの形状などが現行型のフィアット500とそっくりです。

しかし、フロントグリルからバンパーへ向かっての処理は、SUVらしく以前より迫力が出るデザインになっていることから、かわいいデザインだけではなく、本格的なSUVユーザーへのアピールが目的と思われます。

ちなみに、フィアット500Xはジープ・レネゲードの兄弟車ですので、元々走りに関しては本格的なオフロード走行にも耐えられる車です。

しかし、デザインだけをみればニッサン・ジュークに代表されるようなデザイン重視のSUVと見られがちですので、若干スパルタンな印象へイメージチェンジを行っています。

次にリア周りですが一番印象的なのは、テールライトのデザイン変更です。

こちらも現行フィアット500のデザインを取り入れて、テールライトの真ん中がくり抜かれたデザインになっています。

フロントはかなりイメージが変わった印象でしたが、リアに関してはリアバンパーの形状が変更されていますが、大きく印象を変えるほどのインパクトはありません。

エンジンは新型ダウンサイジングへ

現状のフィアット500Xは1.4Lターボエンジンが主力ですが、マイナーチェンジ後は1.0Lターボエンジンと1.5Lターボエンジンになる模様。

日本には恐らく1.3Lターボエンジン車のみが輸入されると思いますが、スペック的には150psと27.5kg-mという感じで、大幅なポテンシャルアップはしていません。

しかし、ダウンサイジングターボエンジンなので静粛性と燃費が20%向上も向上しているらしいので、燃費が20km/Lとこちらは大幅なポテンシャルアップが行われています。

なお、ヨーロッパではディーゼルエンジンなど多彩なエンジンライナップが用意されていますが、マイナーチェンジ後も1.5Lターボエンジン(ガソリン)のみがラインナップされると思われます。

インテリアの質感&モニターがアップ!

インテリアに関してはステアリングのデザインが変更されていること、センターモニターが大型化されていること、内装材の質感向上が主な変更点。

特にセンターモニターはアップルカープレイやアンドロイド・オートに完全対応しているのは、最近のフィアット、アルファロメオ系のお約束な装備です。

これによって、うちの嫁さんのフィアット500Xのようにセンターモニターを取っ払って市販のカーナビを移植するということをしなくても、手持ちのスマホがあればカーナビはもちろん、音楽、ラジオなどが賄えることになります。

ただし、ヨーロッパでは車両価格が20万円程度値上げされているということなので、日本導入時にも現状より少し値上げされるの可能性が高いのがちょっと不安ですね。

ヨーロッパで一番売れている小型SUVがフィアット500Xです。

日本でももう少し販売台数が増えるとうれしいのですが・・・。

【引用・参照元】

https://www.autocar.jp/news/2018/08/29/312612/

https://it.motor1.com/photo/3223801/fiat-500x-restyling-2018/