ロードスター 124スパイダー(出典元:http://automotiva.com.ar/presentaciones-y-eventos/fiat-presenta-el-nuevo-124-spider-heredero-de-una-tradicion/)

今年の秋には日本でもアバルト124スパイダーが発売されます。このアバルト124スパイダーはフィアット124スパイダーがベースになっていますが、フィアット124スパイダーはマツダロードスターと兄弟車という話はクルマ好きな社長さんはご存知ですよね。

このような兄弟車は今後もスポーツカーを中心に増えると思いますが次はBMWとトヨタの兄弟車がそれぞれ発売になりそうです。

・BMW Z5
・トヨタ スープラ

BMW Z5はBMW Z4の後継車になります。そもそもBMW Z3はマツダロードスターの対抗車種として販売されていましたが、モデルチェンジする度に車格が大きくなって、完全にライバルはロードスターではなくポルシェボクスターと言ったところでしょうか?

トヨタ スープラは日本がバブルの頃にアメリカを中心に大ヒットしたスポーツクーペ。こちらはリーマン・ショック以降の不景気の影響で次期型が開発されないまま、いつしか生産中止になったモデルです。

ともに、販売台数増に大きな貢献ができるモデルではありませんが、自動車メーカーのイメージ戦略、プロモーション、若者へのアピールなどラインナップには必要な車種です。特にBMWは「走り」をイメージさせるブランドですから、セダンばかり販売していてはブランドが維持出来ない。

トヨタは86に代表されるような将来のクラウンやレクサスを購入してもらえる若者へのアピールを重要視しています。このまま若者がトヨタに興味を示さなくなれば、クラウンもレクサスも売れなくなりますので。

しかし、車の開発、特にスポーツカーは開発費が多い割には販売台数は増えない。そうすると、必然的に車の販売価格は高くなり、若者には購入出来ないスポーツカーしか作れない。

そこで、比較的手頃な価格感のスポーツカーを販売しようとすれば、開発費を削減するのが1番。なので、ロードスターと124スパイダーは兄弟車と開発された訳ですから、同様にBMW Z5とトヨタ スープラを共同開発するのは必然です。

ロードスターと124スパイダーの場合は、ベースはあくまでもロードスター。実際に124スパイダーの生産は広島のマツダの工場で生産され世界中に輸出されています。

では、BMWとトヨタの共同開発の場合は、どちらがベースになるのか?これが分かれば車の正確や方向性が見えてくるとは思いますが今のところはよく分かりません。

一部噂ではシャーシベースはBMWでエンジンはトヨタ製などの話もありますが、まだまだ良くわかりません。しかし、実際にはスープラの方が車格が大きいので、ロードスターの時のような関係にならないかもしれません。生産も別々、エンジンも別々、シャシーは共同開発、みたいな感じでしょうか?

どちらにしても、現在確認されている情報はこのBMW Z5?の開発モデルのみでスープラの方はまだ情報がありません。まずはこちらの動画でスープラを想像するしかありません。