トヨタ・マークXの後継車は直6エンジン・FRの新型マツダ・アテンザ

純粋なトヨタ自動車は今後無くなるかもしれません。

トヨタ自動車は何社と共同開発するのか?

新型トヨタ スープラ A90への批判が多いのはなぜか?

先日発売されたトヨタ・スープラ A90はご存知の通りBMW Z4 G29と兄弟車の関係にあります。

シャシーなどの基本パーツを共通化することで販売台数が多く見込めないスポーツカーの開発コストを抑えることが目的です。

トヨタ自動車側ではスープラとZ4の開発は別々に行われたと主張していますが、実質的にはBMW主導の開発だったことは実車をみれば明らかです。

トヨタ自動車の場合、スープラ以外にも86とBRZをスバルと共同開発していることもあり、今後はスポーツカーに限らず販売台数が多く見込めない車種に関しては他社との共同開発車を積極的に取り入れることが予想されます。

古くはトヨタ200GTもエンジンはヤマハ発動機製だったことからして、トヨタ自動車にはあまりプライドはない感じですので。

次期マツダ・アテンザ(マツダ・6)がFR、直6気筒で開発される訳

既に公表されていますがマツダの次期アテンザ(名称はマツダ・6に変更?)がFR駆動、直列6気筒エンジンで開発されることになっています。

マツダとしてはその理由をいろいろ説明しているようですが、結局のところはトヨタ・マークXの後継車と共同開発と言う名の兄弟車を作ることでコストを回収できる目算があったのだと思われます。

またはマークXの自社開発を諦めたトヨタ自動車からマツダに対してFR、直6エンジンの開発を逆オファーしているのかもしれません。

どちらにしても、トヨタ自動車は生産台数が多く見込めない、かつラインナップ的に必要と判断した車は完全な自社開発ではなく、他社との共同開発という手段で開発することでコストを削減しながらラインナップを維持する方法を選択したと思われます。

既に北米版トヨタ・ヴィッツはマツダ・デミオが販売されている

トヨタ自動車とマツダでは既にアライアンスは進んでいて、現在もメキシコで生産、北米で販売されているヴィッツはマツダ・デミオのバッジをトヨタに付け替えてヴィッツとして販売しています。

次期北米版ヴィッツもマツダ・デミオとの共同開発が噂されていることから、ある程度販売が見込まれる車種に関しても他社との共同開発を増やすのかもしれません。

またトヨタ自動車の排気量1L前後の小型車も昔からダイハツで開発、生産されていることから、スポーツカーなどの販売台数が見込めない車以外にも利幅が少ない小型車に関しても自社開発しない方針かもしれません。

トヨタ自動車は利幅が大きい車のみを自社開発とし、浮いた開発費を次世代自動車の技術開発に投資することを考えているのかもしれません。

電気自動車や自動運転、IOT化されたつながる車などの次世代自動車の開発には膨大なコストが必要になるからです。

そういう観点で考えるとトヨタ自動車がマツダからFR駆動のパーツや直6エンジンの供給を受ける、またはそれらの搭載された車自体の供給を受けることに驚く理由はありませんね。

マツダとしても将来必要になる次世代自動車の技術をトヨタ自動車から供給されることで十分にwin-winの関係が成立しますので。

【引用・参照元】

http://creative311.com/?p=66282&fbclid=IwAR00KDtGj5POBtPGVxnKFOky-0VkAQNM2Jza45XIYXyZIyrC8TED8u_H6_g