最近はつながる車としてコネクテッドカーというものが一般化しつつありますが、便利な半面まだまだ不便な所もあるようです。

TOYOTAが提供するT-connectのソフトウェア更新中はエンジンが切れない

最近はスマホと同じように車自体が通信機能を持っていて、車のソフトウエアのアップデートを行うことでバージョンアップさせる方法が主流になります。

一番最初にコネクテッドカーとして認知された車はテスラだと思いますが、当時はテスラの車はまるでスマホのようだ、と半分馬鹿にするような意味合いで話題になったと思います。

しかし最近はテスラのようなコネクテッドカーが普及してきたことで車のソフトウエアのアップデートが行われる事自体が珍しい行為ではないと認識されつつあると思います。

ただしまだまだ技術的な問題はあるようで、トヨタが提供するT-connectというコネクテッドカーシステムの場合、エンジン始動時にソフトウエアのアップデートの有無を問うメッセージが表示され、アップデートすることに同意するとアップデートが終了するまで車のエンジンを停止させることが出来ないそうです。

スマホのソフトウエアのアップデートも時間が長いものから短いものもありますが、車の場合も同様にアップデートの内容次第では長い時間が必要になることは仕方がないとしてもエンジンを停止できない(電源をOFFに出来ない)仕様というのは少し不便なような気がします。

テスラの場合のソフトウエアのアップデートはどうなっているのか?

コネクテッドカーの第一人者?であるテスラの車の場合は、ソフトウエアのアップデートはどのように行われるのでしょうか?

テスラの公式HPによるとテスラのソフトウエアのアップデートの場合は、手順として2つの手順が必要になるようです。

1.ソフトウエアのダウンロード

テスラの場合はwifi環境化で新しいソフトウエアをダウンロードする必要があるようです。

なので基本的には停止している状態で新しいソフトウエアをダウンロードすることになると思います。

2.ソフトウエアのインストール

次にダウンロードした新しいソフトウエアをインストールする必要がありますが、このインストール中は車を動かしてはイケない、充電もしてはイケないと記載されています。

つまりテスラの場合は新しいソフトウエアを更新するためにはどちらにしても車を停止させておくことが前提になっているという点ではトヨタとは間逆な方法でソフトウエアのアップデートが行われるということになります。

BMWの場合のソフトウエアのアップデートはどうなっているのか?

BMWも最近はコネクテッドカーに力を入れているメーカーだと思いますが、BMWの場合はどのようにしてソフトウエアのアップデートを行うのでしょうか?

BMWの公式HPによるとBMWの場合はBMW公式アプリまたは車にアップデートを促すメッセージが表示されるとのことですので、ここまではトヨタと同じになります。

ただしBMWの場合もアップグレードをスタートするには、車両が安全に駐車された状態で、開始から約20分間車両を使用しないことが前提となる旨が記載されています。

つまりBMWも新しいソフトウエアのアップデートを行う際には車を停止しておくことが条件になっています。

テスラもBMWも新しいソフトウエアのアップデートを行う際には車を停止することが前提条件になっていることを考えると、トヨタのT-connectは走行中に新しいソフトウエアのアップデートが出来てしまうこと自体が安全性の面でも、使用上の面でもあまり改善の余地があるということになりそうです。

【引用・参照元】