6月は「不正改造車を排除する運動」の強化月間だそうです。特に違法マフラーの排除に力を入れるようです。

「不正改造車を排除する運動」の強化月間実施事項

1.全国で177回の街頭検査を計画
国土交通省では、違法マフラーを装着したり、タイヤが車体外にはみ出した不正改造車を公道から排除するため、警察庁、独立行政法人自動車技術総合機構、軽自動車検査協会等との連携により街頭検査を実施し、違反車両に対して整備命令を発令します。

2.自動車ユーザー等への啓発活動
・マスメディア、ポスター及びチラシ(別紙2~4)等により広報を実施。
・全国のバス事業者(別紙5)の協力によるバス車両への広報横断幕の掲示。
・自動車整備士養成施設等への出前講座の実施。
・不正改造の認知度等を把握し、今後、重点分野を特定するためのアンケート調査を実施。

3.不正改造車の排除のための情報収集等
・引き続き各運輸支局等に「不正改造車・黒煙110番」(別紙6)を設置。
・寄せられた情報をもとに、不正改造車ユーザーに対して警告ハガキを送付し、不正改造の改修及びその結果の報告を求める。

(引用元:国交省HPより

一番気になるのが全国177回の街頭調査ですね。

私は実際には経験したことがないので、いつ、どこで、どのように検査されるのかは分かりませんが、全国177回しか行わないので、街中を普通に走っている程度では検査に引っかかることは少なそうです。

深夜の大黒PA、街頭検査で36台に整備命令

過去強化月間ではありませんが、こちらの記事のように車が集まる有名な場所に検査に来る可能性が高いと思われますので、6月は大黒PAなどには行かない方が良いかもしれませんね。

違法マフラーってどこまで検査できるのか?

●整備命令書を交付した211台の主な不正改造内容は、以下のとおりです。
○不適切な灯火器          : 68件
○基準不適合マフラーの装着  : 33件
○着色フィルム等の貼付     : 32件

(引用元:国交省HPより

こちらの検査によって整備命令書を交付された枚数と改造内容の内訳が出ています。(平成24年度)

右側の車のように調べられれば、かなり細かいところまで調べられそうですが、警察が思っている違法マフラーって左のバイクのマフラーのようなものを違法マフラーと認識していると思われます。

最近こんなマフラーは天然記念物より見つけるのが難しいと思いますので、ほとんどの人はまあ大丈夫かなって感じです。

まあ、見た目的に絶対ダメでしょう!的な状態でなければあまり気にする必要は無いと思われます。

「不正改造車・黒煙110番」の笑い話

私の知人から聞いた話では、ある高級輸入車に乗っている方の自宅に警察官が訪問されたそうです。

理由を聞くと近隣からその車のマフラーの音がうるさいので違法改造車ということで通報されたそうです。

しかし、その高級輸入車の車検書と車を少し調べた程度で警察官は何事もなく帰られたそうです。

実際にはその高級輸入車の車のマフラーは違法改造車でもなんでもなく純正のマフラーだった、という話のオチです。

特に高級輸入車のスポーツタイプの車のマフラーは音量が大きい訳ですが、これを気持ち良い音と感じるのか?うるさい音と感じるかは個人差があります。

結局はご近所さんとのお付き合いも関係するのかなあ?って思います。

心当たりのある方はご近所にお中元でも送っておけば大丈夫なのではないでしょうか(笑)