先日からニュルブルクリンクサーキットで注目されていたBMW M8クーペ F92のミッドシップスポーツカーとされる車両はM8クーペ CS/CSLの開発車両かもしれません。

謎のBMW M8クーペ F92の開発車両車

BMWが8シリーズをベースにミッドシップスポーツを開発か?

先日からドイツのニュルブルクリンクサーキットで目撃されているこちらの記事でお伝えした謎のテスト車両ですが、当初噂されていたBMWのミッドシップスポーツカーではない、かもしれません。

噂によるとこの謎のテスト車両は2022年の発売も目指して開発されているM8クーペ F92のハイパフォーマンスモデルであるM8クーペ CSまたはCSLらしいとのこと。

そしてこのM8クーペ CSまたはCSLの心臓部にはV8エンジンではなく、直6エンジン+モーターのハイブリッドになる予定だとか。

確かにドイツを始めとした欧州の各自動車会社は車のHV化、またはEV化を強烈に推進していますので、ハイパフォーマンスモデルと言えども、その流れには逆らえないかもしれません。

ただし、この噂の信憑性はまだ明らかではなく、現になぜこの開発車両のリアサイドウインドウにエアダクトが取り付けられていたのかの説明にはなっていないからです。

BMW Mモデル ハイパフォーマンスモデル

現在BMWではMモデル各車にハイパフォーマンスモデルの設定を行う方針とされています。

F80型M3セダンやF82型M4クーペに設定されたCSモデルがこれに該当します。

ただし、CSという名称がトップモデルの呼称になるのか?CSLという名称になるのは以前不明です。

M4 GTSという車両がありましたが、BMW的にはM4 GTSはユーザーから不評だったという認識なので今後はGTSという名称は使用しないと思われます。

このMモデルのハイパフォーマンスモデルの設定ですが、基本的にはポルシェのマーケティングに類似したものと言われています。

ベースモデルを発売後に各種志向を凝らしたハイパフォーマンスモデルを設定し販売することで、BMWのブランディングの向上とより裕福層へのリーチを得ることが目的。

元々利益率の高いモデルであるMモデルのさらなる拡販にもつなげる、という作戦です。

なのでひょっとするとクーペ以外のもセダンやSUV系MモデルにもCSやCSLの名称を用いたハイパフォーマンスモデルが設定される可能性があります。

BMW Mモデルの電動化

仮に今回の謎の車両がM8クーペ CSまたはCSLであり、その心臓部がハイブリッドされるのであれば、今後のMモデル全般的にハイブリッド化の波が押し寄せる可能性があります。

本来M8クーペ F92にはV型8気筒エンジンが搭載されていましたが、その上位モデルであるM8クーペ CSまたはCSLが直列6気筒+モーターを搭載し実質的なダウンサイジング化される。

つまり、今後のエンジンのパフォーマンスアップにはターボでもなく大排気量化でもないモーターという手段を取ることになれば排気量3L以下のエンジンで十分だと言えるからです。

今回M8クーペ CS/CSLに搭載されると言われている直列6気筒+モーターの組み合わせで700馬力を発生すると言われていますので、これ以上のパワーは現状では不要だと思われます。

よってM8以下のMモデル、M3、M4、M2等のエンジンも直列6気筒+モーターのHVモデルが種になると考えられます。

個人的にはガソリンエンジン派なので、今のうちにピュアなガソリンエンジン車であるMモデルを体験しておく方が良いのではないか?と考えるようになっていますが、あなたはどう思われますか?

【引用・参照元】

https://www.bmwblog.com/2020/08/31/bmw-m8-csl-2022/?fbclid=IwAR2O6Wk9fefjwfeKVY5X2AkL0De6GJhh2TH2E26UPotvWll99RpzhZOM9Tc