テスラの車両ソフトウエアがリモートでアップデートされることは有名ですが、BMWでもiDrive7及びiDrive8搭載の車両で現在リモートによるソフトのアップデートが実施されているらしい。

車がスマホ化している現在ではソフトのアップデートはリモート

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先日こちらの記事でもお伝えしましたが、現代の車はスマホ化されており単独で通信機能を持つ車両が増えたことで、スマホのようにソフトのアップデートはリモート(ワイヤレス)で行われるようになっています。

車のソフトウエアのリモートによるアップデートの先駆けはテスラだと思いますが、定常的なアップデートの他にも有料のサービスの機能解除もリモートで行うことが出来ます。

これはディーラー網を持たないテスラでは非常に有効な方法で車をディーラーに預けることが出来ないための苦肉の策であった訳ですが、現在はより快適な車内空間及び機能の拡張という意味でテスラ以外の自動車メーカーも積極的にリモートによるソフトウエアのアップデートを行うようになりました。

先の記事でお伝えしたようにまだまだ未成熟な車両のソフトウエアのアップデートの方法や仕様には改善の余地もあるようですが、利用しているユーザー的には便利になっていくことは間違いはないと思います。

BMWが現在行っているとされているソフトウエアのアップデートの内容

iDrive7、iDrive8が搭載されているBMWが現在リモートによるソフトウエアのアップデートの対象になっている模様です。

そのソフトウエアのアップデートの内容の一部はリモートコントロールパーキングという機能。

これはスマホにダウンロードしたBMW公式アプリ「My BMW」と連動して行なう機能で、要するに車から降車した状態で車を車庫入れさせる機能です。

BMWでは車両の外にドライバーが立つことで車全体を見通すことができ、かつ乗降するのが難しい狭い車両スペースでも自動で車庫入れを行うことが出来る便利な機能と称しています。

こちらの動画でh実際にリモートコントロールパーキング機能を使用した車庫入れの様子を見ることが出来ます。

最近の車には自動で車庫入れする機能が付いたものも多く販売されていますが、そのほとんどは車内にドライバーが座った状態で車庫入れする機能であることに対して、BMWのリモートコントロールパーキングはドライバーが車の外から車庫入れさせる点が異なります。

どちらが便利な機能なのかは不明ですが、1だけ言えることは大抵の場合車庫入れは人間が行った方が早く車庫入れ出来るということは間違いないと思います。

リモートでソフトウエアのアップデートが行われることの弊害

車のソフトウエアがリモートでアップデート出来るということは、違う側面から考えると車のソフトウエアをリモートでハッキング出来る環境にあるということが言えます。

私には技術的なことは分かりませんが、その場合強固なセキュリティで保護されているのでハッキングされる恐れはないと考えていると思います。

しかし完全なセキュリティは存在しないと思いますので、ハッキングの可能性を100%否定は出来ない現状を考えるとリモートによるソフトウエアのアップデートには不安もあります。

BMWのスマートキーはリレーアタック対策が出来ているらしい

今では多くの車に装備されているスマートキーの電波を利用して車を盗む方法まであるぐらいですから、車両のハッキングに関しても近い将来盗難方法が見つかる可能性はあります。

その時はまた自動車メーカーは対策を行う訳でいたちごっこが続くことになります。

利便性を優先するのか?リスクを回避するのか?

最終的には物理的な盗難防止策が一番確実なリスク回避なのかもしれません。