2018年末か2019年初めに発売予定の新型BMW3シリーズ(G20)のエンジンとトランスミッションのラインナップが判明しました。

BMW3シリーズ(G20)のエンジンとトランスミッション

新型BMW 3シリーズ(G20)Mスポーツも開発は順調

こちらの記事のように新型BMW3シリーズ(G20)は順調に開発が進んでいます。

今回は新型BMW3シリーズ(G20)のエンジンとトランスミッションのラインナップ(米国仕様)が判明しましたのでお伝えします。

  • 316D / 136 HP / 6速MT、8速AT/ RWD
  • 318D / 163 HP / 6速MT、8速AT/ RWD
  • 320D / 204 HP / 6速MT、8速AT/ RWD / xDrive
  • 325D / 238 HP / 8速スポーツAT/ RWD / xDrive
  • M340d / 320〜340 HP / 8スポーツAT/ xDrive
  • 325E iPerformance / 230 HP / 8速AT/ xDrive
  • 318I / 150 HP / 6速MT、8速AT/ RWD
  • 320I / 204 HP / 6速MT、8速AT/ RWD / xDrive
  • 320I Efficient Dynamics/ 170 HP / 6速MT、8速AT/ RWD
  • 330I / 265 HP / 8スポーツAT/ RWD / xDrive
  • M340i / 380 HP / 8スポーツAT/ RWD / xDrive

パット見た印象では・・・

  • xDrive対応車種の増加
  • MT車の設定が多い
  • ディーゼルエンジンが多い

そんな印象になりますね。

この中で日本に導入されるのはどれ?

  • 318I / 150 HP / 6速MT、8速AT/ RWD
  • 320I / 204 HP / 8速AT/ RWD / xDrive
  • 330I / 265 HP / 8スポーツAT/ RWD / xDrive
  • M340i / 380 HP / 8スポーツAT/ RWD / xDrive
  • 320D / 204 HP / 8速AT/ RWD / xDrive

日本に導入されるのはこのぐらいになると思われます。

まず、ディーゼルエンジン車に関しては現状と同じ様に320dの1グレードのみになると思います。

クリーンディーゼルということでそれなりの評価を得ていますが、絶対数的にはガソリン車には適いませんので。

セダンではなくツーリングならディーゼルエンジンの比率も高まると思いますが、複数のグレードを用意するほどではありません。

またMT車に関しても現状通りカタログ上の最安価格を表示するためのモデルとして用意されるだけでしょう。

よって日本でのBMWのMT車は基本的にはMモデルに限られ、かつ新型にモデルチェンジするごとにMモデルからもMT車は消滅することになると思われます。

BMWがMTを減らしてxDriveを増やす理由

BMWはMT車の対象車種を減らす意向だと伝えられています。

その理由はトルコン式ATの多段化や技術進歩のおかげでMTよりも燃費が良い車を作れるようになったためです。

一時期はATを減らしてDCTを増やす計画でしたが、そのDCTよりもトルコン式ATの方が燃費性能が向上したことも大きな要因です。

もともtBMWのMTはそれほどスポーツ性の高いMTではないことは、一度でもBMWのMY車に乗られたことがある人ならお分かりだと思います。

決してストロークが短い訳でもなく、ギアがスポティーなセッティングでもありません。

あくまでも手動で変速できる手段でしかなかったのですから、そこまでMTに固執する理由はありません。

また、xDriveに関してはハイパワー車への対応と、販売戦略的な問題です。

日本は積雪がある地域が多い国ですので、販売台数の一定台数は四輪駆動車の需要があります。

よって、FR駆動のみの場合、日本でのさらなる販売台数の増加が見込めないため、xDrive対応車種を増やすと思われます。

日本でスバルが四輪駆動車として世界中から評価されていることからも、日本でのxDrive対応車の拡大は必須です。

BMWのこだわりは「FR」という本来の車の姿を維持し、「駆け抜ける喜び」をユーザーに提供すること。

しかし、近年は「FR」のみならず「FF」「xDrive」でも「駆け抜ける喜び」を提供できるだけの技術力がある、ということになります。