とあるBMWのコミュニティの中でBMW 4シリーズクーペ G22のリアブレーキパッドが早期摩耗することがあり、その対策品への無償交換が行われているらしいとのことです。

BMW 4シリーズ G22、G23、G26のリアブレーキパッドの早期摩耗

とあるBMWのコミュニティにおいてBMW 4シリーズクーペ G22のオーナーが2年め点検の際にブレーキパッドが既定値以上に摩耗していることが分かり、その際にのBMW側の対応としてリアブレーキパッドを無償交換してもらったとの書き込みがありました。

書き込み主の方のBMW 4シリーズクーペ G22は2年間で走行距離が2.5万キロ以下だったにも関わらず既定値以下の残量しか残っておらず、この場合はBMW側から無償交換されるとのことで無償交換されたということです。

つまり、BMW4シリーズ G22、G23、G26に関しては走行距離が2.5万キロ以下でリアブレーキパッドが摩耗して既定値を超えている場合は、無償交換の対象になるということになります。

通常ブレーキパッドの交換は走り方にもよりますが、2.5万キロで摩耗しきることは考えられないので、恐らくは純正のリアブレーキパッドの素材に関しての不具合があることが予想されます。

車のブレーキパッドは普通はフロントの方が摩耗する

BMWのオートブレーキホールドは便利だけれど欠点もある

通常車のブレーキパッドはフロントのブレーキパッドの摩耗の方がリアよりも早いです。

これは停止する際にかかる負荷がフロントブレーキの方が高いためです。

しかし上記の記事にも書きましたが最近はオートブレーキホールドの影響でリアのブレーキパッドの摩耗の方が早い場合もあります。

また、コーナリング時の安定性を確保するためにコーナリングの際ににリアブレーキを一瞬自動で効かせる機能もあることから、最近は車種によってフロントよりもリアのブレーキパッドの方が早く摩耗する車もあります。

なのでフロントのブレーキパッドよりもリアのブレーキパッドの方が早く摩耗すること自体は不思議ではありませんが、やはり2.5万キロでブレーキパッドが摩耗するのは早すぎると思いますので、今回のリアブレーキパッドの無償交換は純正のブレーキパッドに問題があることを意味すると思います。

私のM440iグランクーペ G26はリアブレーキパッド無償交換の対象外

私もBMW M440iグランクーペ G26のオーナーですので、もし仮に2.5万キロ以下でリアのブレーキパッドが摩耗してしまった場合は無償交換の対象になるはずです。

しかし実際には私のM440iグランクーペ G26は購入後すぐに低ダストブレーキパッドに交換しているため、今回のリアブレーキパッドの無償交換の対象外になってしまいます。

純正のブレーキパッドを取り付けていないので、走行距離が2.5万キロ以下でブレーキパッドが摩耗する可能性はありませんので、当たり前と言えば当たり前ですが低ダストのブレーキパッドに早期に交換しておいたことで、今回のような危険な状況を回避出来たことは不幸中の幸いです。

しかし多くのBMWユーザーは純正のブレーキパッドのまま車を維持していると思いますので、今回のような非公表でブレーキパッドの無償交換を行っていることは、情報を知っている人と知らない人の間で不平等が発生します。

仮にディーラー以外でリアのブレーキパッドが2.5万キロ以下で摩耗していることが分かった場合は、当たり前ですが有償での交換になりますので、こういう情報はせめてディーラーで販売した顧客に対してだけでも告知することが必要ではないでしょうか?