BMW8シリーズのクーペはヨーロッパでの販売が開始されていますが、本命であるBMW 8シリーズ グランクーペのテスト走行がおなじみのニュルブルクリンクでスクープされました。

BMW 8シリーズ グランクーペの発売は2019年?

ある意味BMW 8シリーズの本命と思われるグランクーペのテスト走行がニュルブルクリンクでスクープされました。

既にBMW 8シリーズ クーペはヨーロッパでの販売も開始されていますが、コンバーチブルとグランクーペに関してはもう少し登場まで時間がかかりそうです。

ポルシェ・パナメーラのライバルとなるBMW 8シリーズ グランクーペはクーペ同様に・・・

  • 840d:直列6気筒3000ccディーゼルターボエンジン
  • M850i:V型8気筒4400ccターボエンジン

の2つのライナップから販売が開始されると思われます。

今回テスト走行がスクープされたのはポルシェ・パナメーラと真っ向勝負することになるBMW M850i グランクーペと思われます。

かなりの限界走行と思われる映像からも開発は順調に進んでいるようですが、クーペ、カブリオレ、そしてグランクーペの順番に発売されと思われるので、発売は2019年になると思われます。

M8も登場 4.4ℓV8 609psも同時開発

M部門のボスであるフランク・ヴァン・ミール氏によると、ベースグレードのBMW 8シリーズとM8は同時進行で開発され、メルセデス-AMG S63クーペの585psを超える609馬力を目指すとともに、よりピュアなレーシングカーに近い車として開発されているとしている。

また、Mモデルの頂点に君臨するM8として恥ずかしくないパフォーマンスを発揮するとともに、Mモデルのファンに満足を与えることができるモデルとして開発。

ベースグレードのBMW 8シリーズはあまりハイパフォーマンスモデルすぎることがないように、BMWのトップモデルとしてMモデルとは良い意味での差別化を考えて開発しているとのこと。

BMW 8シリーズは7シリーズよりも上位のモデルとしてラグジュアリーさとスポーティーさを高いレベルで融合させたモデルとして開発が進んでいるとのことで、ベースグレードもMモデルもどちらもとても楽しみなモデルになりそうです。

ベンチマークはポルシェパナメーラではなく911

「Sクラス・クーペと911の間には大きなギャップがありますが、8シリーズがその中間に位置するようなことがあってはならないのです。すべてにおいてベストなモデルとして、8シリーズ自身がそのポジションを決める必要があります。パフォーマンスの面では911に近く、Sクラス同等のエレガントさと高級さをもつマテリアルを使用したモデルでもあるのです」と語っている。

(引用元:グローバル・プロジェクトマネージャー:サラ・レスマン氏)

このようにラグジュアリーさではメルセデス・ベンツSクラスを、スポーティーさではポルシェ911を目指して開発されたのがBMW M8ということになります。

ベースグレードはポルシェ・パナメーラがベンチマークですが、BMW M8に関してはパナメーラではなく911というよりスポーティーモデルになっているところがBMWの本気度が伺えます。

まあ、価格もポルシェ911並になると予想されますので、ベースグレードのBMW 8シリーズの購入は検討できてもBMW M8の購入はかなりハードルが上がることになりそうです。

それでも、BMW M8の有志を早く見てみたいものです。

【引用・参照元】

https://www.autocar.jp/news/2018/08/20/310610/