最近の車には必ずと言って良いほど装備されているデイライトですが、BMWのデイライトは一部不具合が発生しているみたいです。

BMWのデイライト(通称イカリング)

BMWの全車でデイライトを標準装備で販売へ

今でこそ国産の多くにも採用されているデイライトですが、昔は確かBMWがデイライトを流行らせたのでは無かったでしょうか?

E46世代やE90世代のBMWに登場したデイライトはヘッドライトの周辺に丸い形状で取り付けられていたことから、通称「イカリング」と呼ばれていました。

当時はまだLEDが今ほど発達していなかったので、ヘッドライトもイカリングも黄色く点灯していたのを覚えています。

私が昔乗っていたE92型335iクーペは後期型だったので、イカリングは白いLEDになっていましたので、その辺が境にイカリングはどんどん白くなっていったということでしょうか?

しかし、最近のBMWではもうイカリングとは呼べないほどに形状が変化しており最近はもう円状ではいデイライトが一般的になってしまいましたね。

昔を知るものとしては技術の進化に驚くばかりです。

BMW G30型5シリーズを中心にデイライトが変色するらしい

こちらの写真がG30型5シリーズの変色したデイライトの写真です。

ヘッドライトの内側部分のみヘッドライトが黄色く変色しているのが分かります。

BMW M5 CS F90 日本で限定5台のみ販売される

これが内側と外側の両方が黄色く変色したらこちらの写真にあるM5 CSのようになるのでカッコいいかもしれませんが、今回のデイライトが黄色くなる現象は故障なので放置してはダメですよね。

ちなみに、この故障は片方のデイライトだけが変色して両方が変色することはあまりないみたいなので、やはりM5 CSのようにはならないようですが。

このデイライトが片方だけ変色する原因は、デイタイムドライビングLEDモジュールという部品の不具合で起こる現象とのこと。

なのでこのデイタイムドライビングLEDモジュールを交換すれば元通り両方のデイライトが白く光るようになるみたいです。

部員単体のお値段は2万円から3万円程度ですのでそこまで高額な部品ではありませんが、実際にデイタイムドライビングLEDモジュールを交換するとなるとヘッドライトの脱着などが必要になると思いますから部品代と同じかそれ以上の工賃が別途必要になると思われます。

もちろん、新車で購入して保証期間が残っている場合は無償で交換してもらえると思いますので、あなたのG30型5シリーズのデイライトが変色していると思った場合は、ディーラーで相談してみるのが良いと思いますよ。

デイタイムドライビングLEDモジュールはどんな車に採用されているのか?

今回はG30型5シリーズの事例を紹介しましたが、今回のデイライトが変色する症状に関係しているデイタイムドライビングLEDモジュールはG30型5シリーズ以外のも使われている模様。

  • G31, G30, F90 5シリーズ
  • G11, G12 7シリーズ
  • G32 6シリーズ
  • G01, G02 X3,X4シリーズ
  • G05, G06 X5,X6シリーズ
  • G07 X7シリーズ

これらの車種に搭載されている部品らしいので、G30型5シリーズ以外にもデイライトが変色する不具合が発生する可能性が高いようです。

基本的には7シリーズ、6シリーズは5シリーズから派生したモデルなので、部品が共用されているのは理解出来ますが、X系の各モデルにも同じ部品が採用されているのは意外ですね。

なので結局は俗言うG系と呼ばれる多くのBMWのデイライトが変色する可能性があるみたいですので、該当するお車に乗っている方は一度愛車のデイライトが変色していないか?確認しておいた方が良いかもしれません。

【引用・参照元】