BMW M4 GTSやM4 CSの次に期待されているのがBMW M2のハイスペックバージョンですが、この名称が何になるのかが気になります。

「CSL」の可能性

BMW M2のハイスペックバージョンが発売されることは周知の事実ですが、その名称が何になるか?情報が錯綜しています。

BMW M4 CSが公表を得たことでM2に関してもCSの名称が使用されると思われていましたが、BMWが「CSL」の名称を商標登録していることがこの問題の発端のようです。

E46型M3のハイスペックバージョンとして登場したCSLですが、その後はCSLの名称を付けたモデルは販売されていません。

E46型M3は最後の直列6気筒ノンターボエンジンとコンパクトなボディが今でも中古車市場で人気の1台です。

BMW M2は発売当初E30型M3の再来、と言われていましたが個人的にはE46型M3の再来だと思っています。

なので、M2 CSLが名称としてはしっくりくるのですが、中々そう簡単には物事は決まらないようです。

「CS」の可能性

ご存知の通りBMW M4 CSがGTSよりも市場から公表を得たことでBMWのMモデルのハイスペックバージョンはM2 CSになると思われていました。

しかし、まだ「CS」の名称を与えられたのはM4とM3のみ。これが定着するのか?それとも一時的なものなのかはまだ判断はできません。

そもそも「CS」とはどんな意味があるのか?「クラブスポーツ」の略称と言われていますが、実際には「コンペティションスポーツ」の略称というのがどうも真実のようです。

つまり、「CS」モデルは現在もグレードに存在する「コンペティション」の上級バージョンという位置付け。現にM3 CSもM4 CSもコンペティショングレードのアップグレード版というのは装備やインタリアのデザインからも想像できます。

故に、BMW M2にはグレードとしての「コンペティション」は存在しませんので「CS」の名称は使用されない可能性が高いのかもしれません。

「コンペティション」の可能性

結果的にBMW M2のハイスペックバージョンは「コンペティション」という名称になる可能性が高い。逆に考えると・・・

・M2ベースグレード
・M2コンペティション
・M2 CS

というグレード構成を考えているのかもしれません。よって現在話題になっているBMW M2のハイスペックバージョンが登場しても、モデル末期には究極のBMW M2になる新たなハイスペックバージョンが登場する可能性があるのではないでしょうか?

また、今回のBMW M2 コンペティションが発売されるにあたってBMW M2 ベースグレードは一時的に廃止されるという噂もあります。

・M2ベースグレード←廃止
・M2コンペティション←ベースグレード
・M2 CS←ハイスペックバージョン

ということになるのかもしれません。

結局のところはどうなるのかはまだ不明ですが、ひとつだけ言えることはBMW M2の次期モデルは販売される可能性が極めて低いということ。

E46型M3以上に人気のモデルになる可能性が高いですから、BMW M2という車の購入を迷われている方は購入できるタイミングで思い切って購入しておかないと、後々後悔することになりそうですよ。

【引用・参照元】

BMW M2 Competition Production Could Start In July 2018

BMW has yet to unveil the M2 Competition, while reports indicate production of the model will commence next summer, potentially at the start of July 2018, BMW Blog asserts. Unlike most ‘ Competition ‘ branded models from BMW’s M division, the M2 Competition won’t sit alongside the regular M2 in the model range.