2021年または2022年に販売が予定されているBMW i4の馬力はM440iを超える500馬力のモンスターマシンとして販売される見通しです。

BMW i4はBMW初の電動4ドア車

BMW コンセプト i4を公開!これが4シリーズ グランクーペ G26の兄弟車になる予定

BMW i4はBMWの電気自動車ブランである「i」ブランドにて販売される初めての4ドア車です。

過去に販売された「i」ブランドはi8(生産中止)とi3ですので、初めての実用的なパッケージである4ドア車として販売されます。

しかし、i8やi3が「i」ブランドオリジナルのシャシーで開発された代わりに、i4に関しては上記の記事のように2021年に発売予定の4シリーズグランクーペ G26とシャシー、ボディを共有する形で開発が行われています。

シャシーやボディスタイルが独特で先進性を訴えきた「i」ブランドが、もう電気自動車は特別な車ではない、というメッセージが含まれていることは容易に想像が出来ます。

BMW i4は次期4シリーズグランクーペ G26とボディーは共通で開発?

またこれにより電気自動車ではBMWよりも一歩進んでいるテスラと真っ向勝負出来る商品が開発されることになるので、電気自動車での今後のシェア争いも激戦になることが予想出来ます。

BMW i4はM440iを凌ぐ500馬力以上を発生する?

電気自動車はバッテリーの事を考えないのであれば、ガソリンエンジン車よりも馬力を出すことに関しては容易な構造だと思います。

現に現在開発中のBMW i4の馬力はM440i(約380馬力程度)を大幅に上回る500馬力以上を発生できると言われています。

G80型M3セダンのコンペティションが510馬力程度だと言われていますので、i4は馬力だけを見ればM3並のパフォーマンスを発揮するモンスターマシンになることになります。

また問題のバッテリーに関しても巡航距離が600kmと言われていますので、ロングドライブの際にも給電を気にすること無く走れる性能を有しています。

ちなみに、私の愛車であるF82型M4のガソリン満タン時の巡航距離は概ね400kmちょっとですから、i4の方が遥かに多くの距離を一回の給電で走ること事になります(汗)

これらのスペックが事実なのであれば、もうM3/M4は要らない?のかもしれませんね。

BMW i4の価格はいくらになるのか?

馬力が500馬力以上、巡航距離が600kmというハイパフォーマンスな電気自動車であるi4の販売価格はどのぐらいになるのでしょうか?

BMWのM440iの価格が概ね1,000万円ですが、馬力は格段にi4の方が大きいので同程度の価格で販売することは考えられません。

また馬力だけを考えるとM3/M4クラスになる訳ですがそうなると販売価格は1300万円程度になってしまうので、普及させることを考えると少し高いような気がします。

例えば、ライバルになるであろうテスラモデルSの場合は、日本での販売価格は素の状態で約1,000万円です。

オプションと言っても自動運転機能ぐらいなので総額は1,000万円ちょっと言うことになります。

仮にBMW i4の仮想ライバルがテスラモデルSなのだとすれば、BMW i4の販売価格も概ね1,000万円前後となりますが、そうするとM440iとほぼ同価格帯になってしまいます。

しかし、BMWの過去のマーケティングから考えて電気自動車の方が上位グレードという認識をしていると思いますので、やはりM440iよりは高き価格を設定したい。

つまり、M440iより高くてM3/M4よりも安く、かつテスラモデルSとの価格差を大きくしたくないと考えるとBMW i4の販売価格は1,100万円から1,200万円程度と推測できます。

テスラモデルSよりも100万円から200万円ほど高くなりますが、この価格差をテスラとBMWのブランド力と考えれば妥当な線だと考えられなくはないと思います。

この仮設の通りだとすればBMW I4の販売価格は1,100万円から1,200万円程度となり、BMWの量販車種である3シリーズセダン(320i相当)の価格600万円から700万円程度よりかなりお高い価格設定と言えます。

BMW I4がどのぐらい売れる車なのかは分かりませんが、ライバルのテスラモデルSより売れてくれれば良いと考えるのであれば、販売力、ブランド力から考えてこの価格帯でも十分に勝負が出来ると思います。

まあ、テスラでもi4でもお気軽に買える価格にはならないことは確かなようですね。

【引用・参照元】

https://www.motor.es/noticias/bmw-i4-fotos-pruebas-verano-202069728.html