BMW MINIの高性能バージョンはJCW(ジョン・クーパー・ワークス)ですが、実はJCWよりもさらに高性能バージョンのBMW MINIが発売されるのではないか?と言われています。

300馬力のBMW MINI クラブマン

写真が現在ニュルブルクリンクでテストされている300馬力バージョンのBMW MINIクラブマンです。恐らくクラブマンだけではなくハッチバックもクロスオーバーにも300馬力バージョンが用意されると思われます。

なぜ300馬力のBMW MINIが登場するのか?それもJCWよりも高性能バージョンとして。

理由はBMWの都合によるところが大きいと思われます。御存知の通り、次期BMWの1シリーズはBMW MINIと同様にFF仕様になると言われています。

これはBMWの1シリーズにBMW MINIのシャシーが使用されるからで、簡単に言えばさらに大きなボディのBMW MINIもどきのモデルがBMWブランドで発売されるということです。

そして、現在のBMW1シリーズの最強バージョンはM140i。6気筒ターボ、3000ccのエンジンですね。これは3シリーズの340i、5シリーズの540i、6シリーズの640i、7シリーズの740iに搭載されているエンジンと同じ系統のエンジンです。

つまり、BMWの1シリーズには高性能バージョンのM140iが用意されることは明白で、であれば同じシャシーを使用しているBMW MINIにも搭載可能ということになります。

6気筒のBMW MINIは特別なBMW MINI

300馬力のBMW MINIがカタログモデルになるのか?限定発売の特別なモデルになるのかは不明です。BMW MINIの特別なモデルと言えばモデル末期に登場するGPモデルです。

ひょっとすると、6気筒、300馬力のBMW MINIはGPもでるかもしれませんが、それはまず無いと思います。GPはモデル末期に登場するのがお約束です。

現行のF54系BMW MINIにはGPモデルは早すぎます。この300馬力のBMW MINIは2018年にも登場するからです。

ということは、カタログモデルとしてJCWの高性能バージョンとして登場するのか?個人的にはそれもないのでは?と思います。

理由はやはりBMWの最近の動きをみれば予想できます。

限定の特別バージョンの可能性

私が現在購入を検討しているBMW M4 CSはM4の高性能バージョンとして限定販売されます。その前にはさらに高性能バージョンとしてこちらも限定のBMW M4 GTSが発売されました。

BMWはこのように高性能バージョンの上にさらに高性能バージョンを、それも限定発売として台数を少なくして販売する傾向があります。

これはブランド価値の向上と、よりピュアスポーツ性を求めるBMWユーザーの機体に応えたものですが、BMW MINIにも同じ手法を取ってきてもおかしくない。

なぜなら、BMW MINIにはフィアット500やルノー・トゥインゴと言った強力なライバル車が数多く存在します。

そして、そのライバルである各車にはそれぞれ高性能バージョンが用意されています。アバルト595であったり、ルノー・トゥインゴGTだったり。

これらの車よりもBMW MINIは高級なブランドの位置付けを狙っていますので、プレミアム性を高める高性能モデルが必要になったと思われます。

もうBMW MINIはローバーミニの時代と違ってミニという名前とは裏腹に大型を行ってきました。きっとあのボディにも直列6気筒が搭載できるように設計されていたと思われますので、300馬力のBMW MINIが特別スペシャルなモデルとして登場してもおかしくないと思います。

【引用・参照記事】

Rumor: MINI is Developing a 300 HP JCW Clubman