現在寒冷地において精力的にテストが行われているEV(電気自動車)版BMW MINIは2023年頃に発売されると言われていますが、なぜ中国で生産されるのでしょうか?

なぜ中国企業と共同でEV版BMW MINIは作られるのか?

2023年にBMW MINI F66のEV(電気自動車)が発売される予定

現在寒冷地にて精力的なテストが行われているEV版BMW MINIは2023年頃の発売を目指して急ピッチで開発が行われています。

EV版BMW MINIの開発はドイツのBMW社が中心になって行われていますが、そもそもの車の開発及び生産に関しては中国企業とのコラボレーションにて行われることになっています。

既にBMWグループとして自社でEVの開発も行われているのに、なぜBMW MINIに関しては中国企業とタッグを組むのでしょうか?

中国では既に数多くのEVが開発され販売が行われいます。

しかしBMWグループではBMW MINIに対応できる小型のEV対応のシャシーを単独で開発することはコスト面から考えて難しいと考えているのではないでしょうか?

EV版BMW MINIは現行のF56型BMW MINIよりも小型になると言われており、その小型のEVに関しての経験とノウハウを中国企業から得るために中国企業とタッグを組んだものと思われます。

元にEV版BMW MINI(ハッチバック系)の後に販売が開始されると思われるカントリーマン(日本名クロスオーバー)系のEVに関してはドイツ主導で開発が進められていると言われていますので。

EV版カントリーマン(日本名クロスオーバー)はガソリンとEVの2本立て

EV版のカントリーマンは恐らく新型のBMW X1及びiX1と同じシャシーを使って開発が行われると思われます。

なので同じシャシー(たぶんボディもほぼ同じ)でガソリン車とEVが販売されることになります。

この手法はBMWブランドで行っている手法と同じになります。

今後BMWから発売されるEVに関しては同じシャシーとほぼ同じボディで作られたガソリン車とを併売する形になることが分かっています。

BMW i4は4シリーズグランクーペと兄弟ですし、iX3もX3と兄弟車として販売が開始され今後発売が予定されているi5やi7に関してもガソリン車の5シリーズ、7シリーズが併売される形になります。

これは過去のBMW iブランで差別化戦略を行ったi8やi3の成功とは言えない体験に基づく方向転換になっています。

よってBMWグループであるBMW MINIに関しても対応できる車種に関しては同様の戦略を行ってくると思われます。

EV版BMW MINIは本当に売れるのだろうか?

これまで伝えられてきたEV版BMW MINIは全てハッチバック型のボディ形状である3ドアタイプばかりです。

現行型のF56系BMW MINIになってからは主力はハッチバックではなくカントリーマン系のグレードが売れ筋になっていることを考えるとハッチバックのEV版BMW MINIは期待するほど販売台数を伸ばすことが出来るのでしょうか?

噂ではこのEV版BMW MINIのボディサイズは初代のR50型BMW MINIに近いサイズになるダウンサイジングされると言われていますので、当然ボディが小さいということは搭載できるバッテリーも小さいものしか搭載出来ないことになり航続距離は短いものになってしまいます。

よってこのようなEV版BMW MINIが搭乗した場合は日本で言うところの軽自動車扱いというかシティコミューター的な位置づけになると考えられます。

最近の軽自動車もかなり価格が高くなりましたがそれでも150万円から200万円前後で購入できる車ですが、EV版のBMW MINIはその価格帯での販売は絶対に無理でしょう。

なので少なくても日本においてはEVにおける一定の航続距離が求められている現状から考えると販売面では厳しいと予想せざるを得ません。

欧州などでは既にフィアット500eが同じようなセグメントとして販売されているようですが、売れ行きはそこまで好調ではないと聞きますので少し心配になってしまいます。

個人的にはまだEVよりガソリン車の方に興味を持ってしまいますが、皆さんはいかがでしょうか?

【引用・参照元】