G30型BMW5シリーズが発売されましたが、既に新型アルピナB5も開発が終盤に差し掛かっているようです。個人的にはアルピナB5よりもアルピナD5の方が魅力的なのですが。

アルピナB5とD5の違い

アルピナB5はBMWの5シリーズをベースにしたBMW公認のコンプリートカーです。ベースは恐らくM550iのV型8気筒ターボエンジンがベースになると思います。よって、今回のアルピナB5はxDrive、つまりフルタイム4WDとして登場する可能性が大きいです。

もう一方のアルピナD5は「D」の文字から分かるようにBMW5シリーズのディーゼルエンジンをベースにしたコンプリートカーになります。

F10型5シリーズからD5が日本に導入されたと思いますが、B5が1,500万円級の価格設定に対して、D5は1,000万円前後の価格になりアルピナとしては価格的に1番安いモデルでもありました。(後に価格変更あり)

なので、F10型アルピナD5は日本でもかなり売れたアルピナモデルだったと思われます。個人的には1,500万円級の価格設定ならばM5も視野に入る価格ですから非常に迷うことになります。

ついに600馬力オーバーへ

新型アルピナB5はV型8気筒ターボエンジンをベースに610馬力も発生するモンスターマシンへと変貌するようです。私も以前M6に試乗したことがありますが、フルスロットルでパニクった経験があります。その時が550馬力ですから610馬力って言われてもどこで使うの?という感じです。

このあたりはメルセデス・ベンツのAMGやアウディのRSとの兼ね合いもあるとは思いますが、むやみなパワー競争をされてもぶっちゃけセダンですので、サーキットに持ち込む車でもありませんから、そろそろ違う部分で差別化してもらう方が良いと思います。

M5にはないツーリング、ディーゼルがアルピナでは選べます

私が興味のあるアルピナD5は直列6気筒ディーゼルターボがベースになり、400馬力オーバーになるようです。こちらは550dがベースになるようですが、スペックに関しては大きな変更はないようです。

また、アルピナB5またはD5にはツーリング(アルピナではエステートの名称になります)が選択可能です。F10型5シリーズベースのアルピナB5ではツーリングも日本ではカタログに掲載されていましたので、今回も期待ができます。

M5とアルピナB5(D5)はよく比較されますが基本的には車の性格が違います。M5はよりサーキットを意識した作りに、アルピナはハイパフォーマンスモデルを誰にでも扱える作りになっています。

なので、相対的にアルピナの方が全てにおいてマイルド。サスペンションもしっかりと動くセッティングです。この辺は乗り比べないと違いは分かりにくい部分ですが、アルピナの試乗ができるのは基本的に東京だけですね。

恐らく新型アルピナB5が日本で発売された場合は、主要なBMWディーラーにも試乗車が回ってくると思いますので、そのチャンスを逃さないようにしてくださいね。

【参考記事】