bmw 318i F30 試乗 レビュー 代車

昨日記事で紹介しましたヘッドライトウォッシャーの修理の際に用意していただいた代車がBMW 318i(F30)という発売間もない車でした。たった1日だけですが試乗しましたので感想をレビューしたいと思います。

BMW318i(F30)は3シリーズのベーシックモデル

昔からBMW318iというグレードは存在していましたが3シリーズがF30系にモデルチェンジしてからは318iというグレードは設定されていませんでした。

昔からBMW3シリーズの一番の売れ筋である318iというグレードは4気筒2,000ccの車というイメージですね。実際私が以前所有していた318i ツーリング(E46)も4気筒2,000ccのエンジンでした。

しかし、今回F30系3シリーズに設定された318iはBMWブランドとしては初の3気筒1,500ccのエンジンにターボチャージャーを組み合わせたエンジンが搭載されています。

基本はBMW MINIのcooperに搭載されているエンジンと同じものだと思います。BMW MINIと同じエンジンと聞くと「えっ!」と思うかもしれませんが、スペック的には従来の4気筒2,000ccエンジン時代と同じか、スペックが向上している部分もありますので、318iというグレードを名乗ることは問題ないかと思います。

一般道では合格、高速道路ではパワー不足

BMW318i F30 レビュー 試乗

今回の代車は318iのMスポーツでしょうか?外見から318iと識別するにはリアのエンブレムを見ないと分かりませんね。見た目重視な方はこれでも十分カッコイイと思われると思います。

実際に運転してみた感想は市街地は十分、高速道路ではパワー不足という感じです。

市街地走行ではターボ車を感じさせない安定したトルク感が低回転時から感じられます。信号待ちからのスタートでも普通に流れにのることはまったく問題ないです。

また、3気筒エンジンということで非常に頭が軽い車ですのでコーナリングの感覚は敏感です。私は普段640iグランクーペに乗っていますが、その感覚でステアリングを切ると想像以上に曲がっていくイメージです。

どちらかと言えば、もう一台の愛車であるアバルト500に近い感じです。ステアリングに対してのレスポンスは非常に優秀。最初はちょっとびっくりするかもしれません。まさにコーナリングマシンというイメージです。

高速道路においては料金所から加速して車両の流れに乗るのが精一杯です。遅れることはありませんが、早い流れには乗りにくい。この辺は4気筒時代の318iにも言えたことですが、今回はそれに比べて排気量が500ccも少ないエンジンをターボチャージャーで補っています。

なので、4気筒2,000ccエンジン時代の318iと比べてパワフルではありません。どちらかと言えば、4気筒2,000cc時代と同じ感覚でしょうか?しかし、エンジンの吹き上がりに関しては4気筒には劣るだろうというのが私のイメージです。

内装はチープではないが豪華でもない

BMW318i F30 試乗 レビュー

インパネ周りは他の3シリーズと基本は同じですね。少し光り物が少ないかもしれませんが。(最近3シリーズに乗っていないので少し曖昧です)

装備的にはフル装備でしょう。カーナビも最新やiDriveも最新のモノが搭載されています。ちなみに、新型NBT2にiDriveがバージョンアップされているのでコーディングに関しては少しめんどくさいと思われます。

BMW318i F30 試乗 レビュー

缶コーヒーはオプションです(笑)最近のBMWはシルバーのインパネをよく使用していますが、今回はカーボン調?の柄がついたインパネですが、個人的には豪華というよりチープさの方を感じてしまいます。

また、シフトレバー付近のパネルがつや消しの黒ですが、この辺もプラスチッキーな感じで渡しは好きではありません。確かBMW M2のシフトレバー周りもこんなイメージだったと思います。

BMW車の内装は昔からシンプルと言えば聞こえが良いですが要するに豪華ではありません。質素という言葉の方がしっくりします。

これはリサイクルできる素材を多様して環境に配慮しているためと聞いていますが、メルセデス・ベンツやアウディなども基本は同じことを行っていると思いますので、もう少し改善して欲しいですね。

私が乗っている640iグランクーペでさえ一部の部分はプラスチッキーなままですからもうちょっとなんとかして欲しい!

BMW318i F30 試乗 レビュー

安全装備も標準的なものが装備されていましたので、おそらくこの辺は全グレードに標準化されていると思います。(クルーズコントロールはありませんでした)

今回一番関心したのがこちら。赤丸の部分にあるサイドミラーにある三角形のライト。このライトはどうも車の側面近くに車や壁などの障害物をセンサーで検知して、近づいているとライトが点灯しているように思いました。

高速道路などの車線変更時に安全に車線変更できるようにこの部分に警告灯の意味で取り付けられているのだと思います。私の640iグランクーペには無い機能でしたのでちょっとびっくり。

たった、2年も経過していないのにどんどん安全装備が標準化されているんですね。これは視力が弱くなっている私にとっては非常にありがたい装備なので、次に購入する車には絶対欲しい装備です。

今回のレビュー(試乗記)では完全には分からない

BMW318i F30 試乗 レビュー

今回試乗した代車はどうもディーラーのデモカーのようです。まだ走行距離が300キロにも届いていません。エンジンやその他の部分の慣らしも終えていない車両ですから、今回の私の試乗記(レビュー)は本当の実力をしることはできませんね。

燃費も8.5km/lってまだまだ伸びるでしょう。私の640iグランクーペでも8.2km/lの燃費ですから。

今回は急な修理での代車を用意してもらったので今回のような新車を代車として使用することができました。ディーラーと仲良くしているとこういうラッキーなこともありますよ。

結論ですが、日常の足として市街地走行がメインであれば318iでも十分だと思います。特にステアリングの正確さ、機敏さは他のグレードでは感じられない感覚です。

近距離走行がメインであるのであれば、318iでも十分使用に耐えられると思います。自動車メーカーは得てして最低価格を表示させたいために実用的ではない低グレードな車をカタログで設定することがありますが、この318iは価格はリーズナブルでも十分実用性があるエントリーモデルとしておすすめです!